ロサンゼルスまとめ

ロサンゼルスエリア、振り返ればずいぶんと長期滞在してしましました。
ざっと動きをまとめたいと思います。

 

 

1.ダウンタウン

Amtrackでたどり着いたLAの駅、ユニオン駅がダウンタウンのだいたい中心ということになっているロサンゼルス。そこから電車(路面&地下鉄)で3駅のマリアッチ・プラザ駅そばのホステルにとまりました。

見るからにアットホームな感じの宿外観

見るからにアットホームな感じの宿外観

駅前のマリアッチプラザではちょうどマリアッチフェスティバルをやってました。牧歌的で気持ちのいい音楽ですねマリアッチって

駅前のマリアッチプラザではちょうどマリアッチフェスティバルをやってました。牧歌的で気持ちのいい音楽ですねマリアッチって

いままで滞在してきたホステルは「旅行者のみ、地元の人は泊まれません」というルールになっている宿ばかりだったのですが、今回LAで泊まった宿にはそういうルールがありませんでした。なので、旅行者もいるけど、諸般の事情で家がなく、ホステルに住んでいて仕事はある、という人たちがそこそこいました。

旅行者どうしての会話というのもやっぱり共通の立場のものとして盛り上がるんですが、またこういう旅行じゃない人たちとの絡みが生まれるというのが面白かったです。

この宿ににた居住組/長期滞在組のラインナップは;
-ほぼホームレスのおじいさん ハリウッド映画のエキストラのバイトで食いつないだりしている
-ケンブリッジ大卒で映画の脚本家のNYからきたナイジェリア人のおじさん ハリウッドで一旗揚げようとしつつ今はエキストラ
-日本大好きすぎる料理人兼DJ青年チャド。日本に6年住んだ事があり言葉もばっちり。福岡に移住する為に準備中
-なにで食ってるのか不明だけどとりあえず歯がかなりなくなってるおじさん サム。客なのに旅行客の世話をしたりしてる

というような感じで多様です。
いろいろ話しててLA独特で面白かったのは、映画のエキストラの話。
基本的には立ってるだけとか歩いてるだけで2万円くらいもらえたりしてしまう景気のいいバイトですが、それだけで食って行くとなるといろいろ工夫があるらしく、たとえば

-一言でも台詞があったり、特定の動作(ジュースを飲む)がくわわると、「演技代」としてグっと給料が上がるよ!
-ハリウッドではエキストラの顔をチェックして他の映画にたくさん出ていたりするとカブりを懸念して使ってもらえないことがあるので、なるべく自分の顔がわからないように映るとマメに仕事が取れるよ!

っていうような話。面白かったー
その宿は税込みで1日17ドル=ひと月510ドルということになるから、それに食費を考えるとひと月あたりエキストラの仕事が4,5回あれば生きて行けるのかもしれないですね。そんな頻度でやれるのかはわかりませんが。

この宿の17ドルというのはアメリカでは破格の安さなので、濃い人が多くて面白かったです。
ちなみに、ユニオン駅方面に2駅いくと、リトル・トーキョーとう日本人街的なものがあります。リトルというだけあって本当に小さいんですが、日本人およびその他のアジア系が多く住んでいて、日本食や日本の雑貨屋さんが集まっていました。

ラーメンが食べたくて何度か行ったんですが、どうしても行列の店に並ぶのがめんどくさくて空いている店ばかりに突撃しニセモノ感満載のラーメンもどきに撃沈するという結果におわりました。

すいとんのような沖縄そば

すいとんのような沖縄そば

またここには日系アメリカ人博物館がありました。1956年だったかな、まで日本人はアメリカに帰化できなかったということを初めて知り衝撃。移民一世の人たちは移住から何十年も、一世ではなくて外国人として扱われ続けたってことですからね。メンフィスの公民権博物館でも思ったけど、今ではあり得ないような人種・国籍差別がたった50年前まで完全に合法的に行われてたという事実に改めてため息がでます。今ある差別問題も、まあそりゃついさっきまであったものがいきなりなくなるわけないよな・・と思うし、また一方で、それだけの時間しか経ってないわりにはかなり改善できてるんじゃないの?と素直に喜びたくなるような日常の場面にも何度も遭遇しています。新しいいい流れと悪い残り物、同時に両方あるのは当たり前だけど今回はそれをかなり実感できて、よかったですよ。歴史が立体的に見えました。

日系人博物館

日系人博物館

 

 

 

 

2.Aきま家

会社時代の同期というのが1人しかいないんですが、その同期Aきま君は帰国子女。ご家族は転勤をきっかけにLAに移住し、そのまま骨を埋めるよということでいまもLA在住です。11年近くにわたってちょこちょこ話も聞いてたし、挨拶してこようかなと連絡を入れた所、「飲み&泊まりに来なさいな!」といってもらえたので訪問してきました。結果的には2泊もお世話に。

ハリウッドよりさらに北のLAの北端といっていいエリアにあり、電車とバスを乗り継いだら2時間半かかりました。LAの公共交通網はけっこう強力で、しかも1日5ドルの乗り放題券を買えばかなりお買い得に、たいがいはどこへでも行けました。ただ物理的に広いので、時間はかかります。

Aきま家のみなさんにも「うちにバスで来た人間は25年ではじめてかも!www」と笑われました。ちなみに、バスで2時間以上かかる道のりも、マイカーで高速に乗ったらだいたい30分で着いてしまいます(渋滞さえなければ)。なので基本的にLAは「車がないとやってられない」んだそうです。

Aきま家のご両親は息子に勝るとも劣らない大酒飲みで、しかも自分と同じビール派。25年のアメリカ滞在でリサーチにリサーチを重ねた結果たどり着いたという、永遠に飲み続けると決めたMiller黒ラベルのビールが大量に買い込んであり、本当に永遠に飲める仕様になっていて笑いました。好き過ぎて工場見学まで行ったらしい。まあ飲みました。

マグネットでかすぎる。Millerへの愛、でかし

マグネットでかすぎる。Millerへの愛、でかし

初対面後2時間ほどでこんな感じ スーパーナイス家族

初対面後2時間ほどでこんな感じ スーパーナイス家族 同期Aきーむとのビデオチャットより

翌日はAきまファミリー全員とで、近くにあるクラシックカー博物館へ。化粧品会社で大成功した親子が買いまくったクラシックカーその他のコレクションを無料で公開しているというなんともアメリカっぽい景気のいい話。車以外にもパイプオルガンだの汽車と車両だの、個人で買うなそんなもんという代物がゴロゴロ。
しかし、1930年代とかの車を見ても、ゴージャスきわまりないし、デカい。「最高の素材をふんだんに使いました」感が満載です。戦時中ですら一般向けには巨大なキャンピングカーが作られたりしていて、鉄をかき集めるために家庭の鍋まで使っていた日本とは大違い・・・これが国力の差というものなのね・・。これは、勝てるわけがない。と納得。なんだかんだいって、この100年間のアメリカの国力っていうのは圧倒的なんだなと実感しました。

ずらーん。これが5列くらいありました

ずらーん。これが5列くらいありました

間近でみるとかなりデカいです。かっこいい

間近でみるとかなりデカいです。かっこいい

これが個人の持ち物ってどうかしてるでしょ

これが個人の持ち物ってどうかしてるでしょ

夜はAきま姉がクラブに連入れて行ってくれました。Low End Theoryという有名なヒッピホップ系のイベントで、今では年に4回日本でも開催されているらしい。ちなみにこの名前はA Tribe Called Questの名盤とおなじ名前ですが、とくに関係はないようです。
今回の旅行で、スペインとNYでちょっとクラブカルチャーになれてきた自分でしたが、ここのDJがいちばん「演奏」に近いプレイでした。スクラッチだのミキサーだのサンプラーだのを駆使して、曲をかけるというよりはずっと手を動かしてライブミックス以上の「演奏」をやってましたね。非常に面白かったです。

Low End Theory内部。

Low End Theory内部。

外観はしょぼい。

外観はしょぼい。

 

 

 

3.ハモサビーチ

最初のダウンタウン滞在時にちょっと見に行ったベニスビーチとサンタモニカは、今の季節の北西ウネリには反応しないビーチでサーフィンができないということを知ったので、今の季節のうねりでサーフィンできる近場のビーチを探した結果滞在したのがここ。
サーフィン的には、「やっと波のある海にはいれた!!」という嬉しさがありましたが、滞在中の波は正直そんなに

よくなかったですね。デカすぎたり、小さ過ぎたりとサイズがまとまらないうえに、かなりダンパー気味でテイクオフしてもほっとんど走れない。リハビリしたいのにこれじゃ波が悪いのか自分が悪いのかよくわからんな・・・という感じでした。

ハモサの波。デカいけどいい波!に見えるけど

ハモサの波。デカいけどいい波!に見えるけど

すぐ食われてしまうキッツいコンディションでした

すぐ食われてしまうキッツいコンディションでした

とはいえ、おろしたてのウェットで、宿から歩いてすぐのサーフィンはありがたかったです。宿のメンバーも多様で、ここでひとり新たなブラジル人のコンタクトをゲットしました。アメリカに留学中なのでブラジルで会えるかどうかは不明ですが、非常に英語のうまいリオデジャネイロっこなので、情報源として頼りになりそう。

宿の廊下

宿の廊下

部屋からは桟橋と海が見えるのがよかった

部屋からは桟橋と海が見えるのがよかった

 

 

 

4.ニューポートビーチ

あれは7月?バリから日本に戻る途中に参加した韓国初のサーフィン展示会で会ったカリフォルニアのUmalon Surfboardのメンバーたち。そのうちの二人がLAのとなりのオレンジカウンティー郡に住んでいるという話だったので連絡したら、そのうちのひとりであるJeffより「泊まりにこいよ!」とのことで、ありがたくお世話になりました。

ニューポートへむかうバスから。この日の夕焼けはほんとにすごかった

ニューポートへむかうバスから。この日の夕焼けはほんとにすごかった

Jeff、カリフォルニア印象派(なんてのがあるんですよ)の画家だという話だったので、まあヒッピー的な感じなんだろうなと想像してました。メキシコにもサーフィン用の家があるよなどとも聞いており、きっとかわいらしい小屋なんだろうなとも想像してました(今回はメキシコの家はに行ってません)。

 

 

 

しかし!

 

 

 

ち、超豪邸・・・

 

おいおいおい

おいおいおい

ゲストルームでかっ!ガラス張りのシャワー付き

ゲストルームでかっ!ガラス張りのシャワー付き

家のテラスからビーチまで、徒歩0秒。完全にビーチフロント。

ガスでひがつくたき火

ガスでひがつくたき火

二階から悠然と波チェック・・

二階から悠然と波チェック・・

なんだこれは。

画家ってこんなんなの?これあまりにもすごくない?とあんまりびっくりしたので思わず直球で聞いてしまいました。

実のところ、不動産の管理会社をやっているらしく、それで成功したんだそうです。会社には週に1回くらい寄る程度、あとは電話ですませ、画家として活動している(描く以外にも学校で教えたり、コンテストの審査員やったり)んだそうで。
「まあ・・ラッキーだったんだよね、ありがたいことに。照」
はーーーーーーーーーー!

 

それでしょっちゅう、メキシコに行ったり韓国来てみたり、ボードブランドやってみたりなんて出来てる訳ね。そして家は海の目の前。南カリフォルニアの海沿いという世界最高の気候。しかも地元だから古い友達もたくさん。
うらやましすぎる・・・・

 

とはいえ、それなりにちょこちょこと昼夜用事のあるJeff。大酒飲みでもないのでなんというか「プライバシーを尊重しまくってくれる」絡みレベルでしたが、高校の同級生を呼んでテラスのたき火(!)を囲んで飲みながら昔話を聞かせてくれたり、メキシコサーフィン仲間(実のお兄さん含む)と一緒に食事したり、サーフィン行ったりと、非常によくしてくれました。
Umalon Surfboardのもうひとり、シェイパーのMerrick(普段はディズニーでCGアーティストをしてる)も来てくれ、食事の後に実際にシェイプをするのにかりている工房へ連れてってくれました。

工場内部

工場内部

また、Jeffの家からは目の前のどこでもサーフィン可能なものの、すこし南に自転車でいったBlackiesというポイントが波が良く、ビーチクルーザーの自転車にのりボードを抱えてサーフィンに行くというのも、あーカリフォルニア、あーサーフカルチャーの発信地・・・という感じがして素晴らしかったです。このエリアはサーフィン好きなら誰でも知ってるハンティントンビーチやJettyなど超有名ポイントがズラっと並んでます。またQuicksilverやVolcom, Hurleyなどのサーフブランドの発祥の地でもあり、まさにサーフィンの首都。
ちなみにBlackiesは超スタイリッシュなロングボーダー、アレックス・ノストのホームブレイクだそうです。出かけていたみたいで今回は残念ながら生で見ることはできなかったけど・・・Blackies、波的には滞在2日目以降がアタリで、カタ〜アタマサイズでがんがんチャンスのくるいい波でした!やっとリハビリできてきた感じ。すいてたし最高です。

伝説のハンティントンビーチにいたヘンなひと

伝説のハンティントンビーチにいたヘンなひと

伝説のハンティントンビーチにいたヘンな人その2「週末戦士」

伝説のハンティントンビーチにいたヘンな人その2「週末戦士」

桟橋のまわりがブラッキーズ ここをボードかかえて自転車でいくわけですよ

桟橋のまわりがブラッキーズ ここをボードかかえて自転車でいくわけですよ

おっしゃる通りです

おっしゃる通りです

家から毎日こんなのが見られる生活

家から毎日こんなのが見られる生活

 

 

 

5.ベニスビーチ・Sまこ家

ウェット買ったりパスポートなくしかけたあのベニスです。ここに泊まる理由はふたつ
-空港が近い
-Sま子家が近い

この宿はベニスで一番古いホステルだそうで、ものすごい雰囲気ありました。

この宿はベニスで一番古いホステルだそうで、ものすごい雰囲気ありました。

天井がひろくて気持ちいけど、この日は寒かった

天井がひろくて気持ちいけど、この日は寒かった

 

会社時代の同僚、Sま子さんが旦那さんの転勤に伴って住んでいるところがベニスのすぐ隣にあり、ハモサビーチ滞在中にいちど遊びに行きました。ちょうどそのときキャッシュカード(スキミングされたやつ)の再発行されたものが日本に届いていたので、Sまこ家宛に郵送させてもらうことにしていたのです。それを受け取る必要がありました。
無事受け取る事ができ、お礼ではないですが日本スーパーで買い物をして、Uさみ家同様に居酒屋仕様の料理を作らせてもらいました。ほんとに、日本食作らせてもらえるのはむしろありがたいので、はりきって作らせていただきました。Sまこ夫妻と息子さん(1)にもたっぷり遊んでもらい、非常に楽しかったです。

ベニスビーチ滞在がLAおよびアメリカの最終日を飾ることになったのですが、最終日はマイケル(ジャクソン)の家にお参りに行って、あとは録音用にすこし精度の高いイヤホンでもとこかで探して買おうかなと思ってたのですが、朝ニューポートのJeffから連絡があり

 

 

「サーフボードのフィン、1枚だけウチに忘れてるぞ!」

 

 

 

・・・・・。

 

 

やってもうた。

 

 

 

自分のサーフボードには4枚のフィンがつくんですが、そのうちの1つを忘れ物。4枚セットで売っているものなので、買い足しはできません。1.5万円くらいするやつ。。これは回収決定。

ニューポートまでは、ベニスからバスと電車を乗り継いで、3時間かかります。しかも、ニューポートに最後に着くバスは1時間に1本しかこないので、待ち時間が長くなると4時間かかる。

ほんとにバスたくさん乗りました

ほんとにバスたくさん乗りました

結果、やはり往復で8時間かかり、アメリカ最終日はそれで完全に終了しました。Jeffも「お前・・・」と哀れみのような飽きれたようなオモロイぞというような微妙な顔で迎えてくれましたが、折り返しのバスがもうあと2分くらいでくるはずだから!と30秒で別れました。そしてバスは行ってしまってたらしく、結局1時間待ちで帰路に・・というオチ。

 

 

 

しかし!!!!

 

 

 

ハプニングこそが旅をつくる(言い訳)。

 

 

Jeff邸に向かう途中の最後の乗り換え(1時間に1本のやつね)、同じバスを待っているジェームス・ブラウン似のおじさんと話し始めたら「俺テレビ番組持ってんだ」と言う。なんでそんな人がバスなんか乗るんだよ・・と思いつつも、訛りがソウルフルなためその辺の理由も言ってたみたいだけどよくわからない。オマリー・ジョーンズさん。
でも勝手にいろいろと話はじめ、自分のバックバンドがいかにイケてるかみたいなことを言いだしたので、「歌手なの?」ときくと、いやーMCだね、などといってるくせに、突然歌いだしました。

 
うまっ!!!!!

 

 

 

 

あんまり上手いのでほかに誰もいないバス停でひとりで盛り上がっていたら、「ビデオ撮るか?」と本人。撮る、撮ります!!

ということで撮りました。

自分で撮った動画、サイズが大きくてUpできないので現時点ではYou tubeをどうぞ

南部の都市を廻っても、なかなか出会えなかった本物のソウル。バス停に落ちてました。ノーマイク、アカペラで1mの至近距離でリアルソウルを堪能。

バスに乗ってからも、しわっしわのビニール袋に入ったやけに古い1ドルコインを見せてきて「これ・・超古いじゃん?値段調べてみ、ビビるから。この5枚(くらいだった)で、9万ドル。マジで。」などといってきます。9万ドルって、900万円。だからなんでバス乗ってんだってば。

そんな感じで怪しさ満点でしたが、いい人でした。これに遭遇するためにフィンを忘れたんだと思えば、バス代は全部で10ドルもかかってないし、8時間の道のりも、長過ぎるけど、まあ、ね。貸し切りコンサートですからね。

バス停で熱唱するオマリー

バス停で熱唱するオマリー

そんなかんじでアメリカの日々が終わりました。NYの紀伊国屋で買っておいたスペイン語の学習本をデカいほうのカバンから手荷物バッックパックのほうに移し、翌朝空港へ向かいました。

 

アメリカ、ありがとうございました。深かった。

 

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