メンフィス その2

 

さて、メンフィス、「なにをしてきたか」と聞かれたら音楽史跡めぐりとしかいいようがないのですが、ほかにもいろいろ楽しい事、良かった事ももちろんありました。
まずはなんといってもローカルがものすごく人懐っこいところ。

基本的にアメリカって、「ゴキゲンでいる」っていうことが国民の義務、みたいな雰囲気があって、とにかく挨拶が元気というか、知らない人どうしでもガンガン話するし互いに親切にするという習慣が染み付いてる人がほとんどなんですね。
なので、どこ行ってもだいたいはかなり気持ちよく過ごせるんですけども、メンフィスはそういうマナー的なものだけじゃなく、ある意味インドネシアみたいな、田舎の人なつっこさががプラスされてる感じでした。

よっぱらいのおっさんだろうが、コンビニの店員だろうが・・ずっとにこにこしてる人もいるしぶっきらぼうな感じの人も、話すとみんな明るくてやさしい。

 
たとえば、Rock ’n’ Soul博物館のおばちゃんは、どこからきたの〜から始まり、
「あら!あたしてっきりあなたはカリフォルニアかそのへんから来たんだとおもってたわ!日本人なの!」
「そういえば、あたしグレースランド(エルビスのとこね)でも仕事する事があって、こないだ日本人のスターっぽい人を案内したの。失礼ながら知らない人だったけど、ほんっっっとに感じのいい、素敵な人だったのよ!」
長髪で後ろをちょっと結んでる、っていうので、それって背が小さくて白髪でちょびひげじゃなかった?っていうと
「そうそうそうそう!まさにそうよ!名前わかるかしら??」
じゃあ、たぶんそれはマイク槙だろうな・・・ってことで「Mike Maki」と紙に書いて渡しました。
「検索してみるわ!ありがとう!!!ちょっとまってね・・・」

 
すると、あとで行こうと思っていたSTAX博物館の無料券をくれました!!

 

・・結局翌日行った時、そのことをすっかり忘れて思いっきりお金払って入りましたけど。

 

 

またたとえば、グレースランドに行った後、ロイヤル・スタジオを探してかなり黒い住宅地をさまよっていた時・・
「おい!そこのお前!なにしてんだ!」
とベロベロに酔っぱらった40代くらいの真っ黒いおっさんが道の向こうからやってくる。いっしょに女性もヘラヘラ笑いながらついてくる。
「いや、ロイヤル・スタジオ探してんだけど・・このへんだよね?」

「なんだ、こんなとこの写真なんか撮ってるからマザファキン悪いやつかとおもったじゃねえか(という冗談らしい)。俺はジョンだ。ここの先にロイヤル・スタジオもあるし、あと%&’#&$%もあるし(何言ってるかわかんない)・・」とりあえず握手

 

ロイヤル・スタジオを見おわってダウンタウンに帰れるバス停を探していたら、ちょうどそのジョンたち酔っぱらいグループが飲んでいる家の目の前がバス停で、

 

自「ここのバス停で待ってたらダウンタウンまでいける?」
A「いけるいける。座ってきなよ!中国人?」
B「違うのよ!彼は日本人なのよ!」
A「そうかあ!カンフーできる?」
自「いやそれは中国ね。日本はカラテだけど、どっちにしてもできないわ」
C「そっかー、日本かすげえな。俺高校のときさあ、勉強ぜんぜんしなかったけどティキンやりまくりまくってたよ!」
自「なにそれ・・・・ああ、TEKKENか!」
C「そうそう あれはまた$##%’0”#%$(ほんとに訛ってて何言ってるか全然わかんない)」

 

なんて感じで延々と会話は続きつつ、家の前に停めた車からは大音量でスティービー・ワンダー。サビがくると一斉に合唱。

 

自「バスぜんぜん来ないねえ」
ジョン「時間帯で通んないときあるよな??それじゃねえか?」
B「えっこの時間は通るんじゃなかった?ちょっと聞いてみよっか・・」

 

といってバス会社にわざわざ電話してくれて、確認。

 

B「ごめんごめん、もうちょっとこの通りを東にもどったとこのバス停までいかないと今の時間はダメみたい!」
自「あー了解。でも楽しかったからよかったし、調べてくれてほんとありがとうー」
B「日本のお客さんと話せるなんて名誉な事だからね!!行ってみたいのよ〜日本!」
全員「じゃあね〜〜気をつけて(Be Safe!)!」

 

というような感じ。
この人たちにBe safeとか言われてもね・・ここで安全ならだいたいどこでもOKなんじゃないかと思いつつ、まあどこにいってもそんな感じでみんな本当にいい感じにしてくれるんですね。

 

子供は世界中どこでもかわいいですねえ

子供は世界中どこでもかわいいですねえ

手前のにいちゃんがTEKKENやりすぎてた人

手前のにいちゃんがTEKKENやりすぎてた人

右のミス・リリーがバス会社に問い合わせてくれた

右のミス・リリーがバス会社に問い合わせてくれた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3件目、これは親切というかただ面白かっただけですけども、
最終夜、ビールストリートでライブを見たりした後いつものように宿に戻ろうとしたら、酔っぱらいに酔っぱらった白人のダメそうーーなおっちゃんが絡んできました。
いろいろ話を聞いてみると、どうやらイラク戦争に行っていた元軍人さん。想像ですが、そのあといろいろあってホームレスかそれに近い状態に陥ってる模様。金がないだけでなくキャラクター的もイッてしまっています。ビールストリートの野外ライブのときになにやらお客ほぼ全員になにか話し掛けてた人がいたけど、あの人だ・・

お巡りさんにもばっちりマークされているようで、彼のすぐ後ろにパトカーが待機。
「こいつらは俺に嫌がらせをするんだ!俺が何したって言うんだ!」
とどなりつつ、
「ごめん、マジで食うもんないから1ドルだけちょうだい・・」
こちらではよくあることなので、2ドルあげることに。
「ありがとう・・こんな警察に嫌がらせされてるような奴に・・・お前はどこから来たんだ」
「日本か・・・すごいな日本人は・・・俺も今度は日本人に生まれたいな・・ケン、お前の健康を祈ろう」

ってことで、なぜか路上に座禅。当然自分もやらされます。

 

「日本からきたケンが・・$%’&$%&’’・・健康と幸せを・・・・こいつの嫁と子供にも・・あ、いないの。いやでも嫁の健康を・・・・”#$%’&”#$%”・・・あと俺は・・”##”$’&%・・・」

 

と、何やら祈りを始める。けっこう長かった。

最後に、頼むからもう1ドルくれというのでめんどくさいからお布施。するとずっと握りしめていたくしゃくしゃのバラをくれました。

 

いらない。

いらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあ、メンフィス人、面白いですよほんとに。
あと良かったこと。メンフィスは緑が豊富なんですね。どういうことなのか分かりませんが、ニューヨークやナッシュビルでは完全に秋、紅葉、落ち葉!っていう感じだったのに、メンフィスは気温がそれらの街とまったく同じ感じなのになぜか青々とした木々がたくさんあり、そしてなんともスタイルのいいというか、形のいい大木がそこら中にあるんですよね。芝も青いし。カリフォルニアのようにスプリンクラーだらけで頑張って維持してますという形跡もなく。雨が多いんでしょうかね。

 

どうにもこの木々はいい感じでした。いつしかマンションじゃなく家を買うような事があれば、いやマンションでもいいけど、こういう大木の横にあるやつがいい。と無職なのに思いました。思えば実は、実家からはじまり今まで住んだ部屋には大木横という立地が多かった。大木育ちの血が騒いだということなのか。そんなのあるのか。たぶんないと思う。

ロイヤルスタジオ周辺、酔っぱらいファミリー達のいたエリアが特にキレイでした。このような感じです。

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ほかにも、どうってことない田舎っぽい風景がメンフィスは素敵でしたよ。

最後に、いちおう仕事もしました。グレースランドにてバリバリ有料のしかもCGだけど・・どうも最近は世界的な傾向として顔ハメがこういうCGものに取って代わられているようで。良くない傾向ですが、まあこれはやるべきクオリティかなと思ったのでやってみました。

縮尺が違いすぎるのが難点ですけどね

縮尺が違いすぎるのが難点ですけどね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結論、メンフィスもやっぱり大変楽しかったです。

 

 

 

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