パナマ入り 最後の砦

 

キト到着の翌日、当たり前ですがまんまと月曜日になったので、満を持して注射を受けに行きました。あらかじめネットの情報をたよりに予防接種の受けられる健康センターのすぐそばに宿をとってあったので、徒歩でそれらしき病院へ。

 
「いや、ウチではやってないですよ。そこの地図にあるコッチの病院に行ってきてください」

 
言われた通りに移動。

「いや、ウチでもやってないですよ。やってるのはソッチの病院。」

 
また移動。

「いや、その病院はここじゃなくて、そこをちょっと歩いたアッチの病院のほうね」

 
移動。
「あ、予防接種。はいあそこの部屋ね。」

 
3件ほど間違えたのち、無事たどり着きました。着いてしまえば受付もなにもなく、そのまま部屋に乗り込んで一発完了。

表紙

表紙

中身

中身

イエローカードをてにいれた!

やった〜
日本では数千円かかるらしいものが、無料。イエローカードもふつうは海外でも10ドルくらい払って作ってもらうという情報でしたが、こちらもタダ。たまにはラッキー。
次は出国用のバスチケット。基本Webフォーム入力後72時間以内でのチケット発行と書いてあるのですが、カリにいたときに直接確認したところその時は当日発行可能ということだったので再チャレンジ。
カリで問い合わせたのと同じ人から返事が来るも、まさかの内容間違い(自分の入力じゃなく相手の手配が間違ってた)x 2回!

 

1回目の間違いは指摘したら修正されて戻ってきたのですがそれも間違ってて、再修正依頼かけたものの営業時間終了でアウト。注射うけて翌朝すぐ出発ということにはできませんでした。とはいえすで予定は狂いまくっているため、なんかもう焦ったり損した気分にもならない無我の境地・・翌日しっかりチケット発行してもらい、500ドルも余裕でおろし、最後にパナマ行きのチケットをしっかり購入。早寝して翌朝3:30に起床、4時に予約していたタクシーに乗って空港には5時着。フライトは7:00ちょうど。

 

 
しかし!

 

 

 

 

チェックインできない。システムにデータがないというのです。またシステムかよ・・・今度はちゃんと買ったのに。チケットカウンターに行って予約票をプリントしてきてくれとのこと。こちらではデータが確認さて、プリントしてもらい再チャレンジ。
でもだめ。??

 

 

 

 

 
「あ、お客様、よく見たらこれ今日じゃなくて来月の日付じゃないですか。」「今日のチケット必要であれば、買ってもらうことになりますけど・・」

 

 

 

 

 

 

( ゚Д゚)

 

 

 

 

 

 

やってもうた・・・・(今回の旅でたぶん3回目)

 

線を引かれた「MAR」=3月にご注目ください

線を引かれた「MAR」=3月にご注目ください

買います、買いますよはい・・・
またチケットカウンターに戻る。

結局、もう一枚の新規購入ではなく予定変更手数料だけで乗せてもらえる事になり、56ドルの追加で済みました。また250ドル払っていたらカリから出発したのとたいして変わらない値段になってました。不幸中の幸い。
それにしてもこの不注意スペシャル、なんとかならんのか・・人一倍じっくり確認してるつもりでコレだから。

 

 

そんなこんなで時間ギリギリで搭乗しましたが、そこからはスムーズに着きました。久しぶりにスムーズ。結局500ドル確認もなく、イエローカードは推奨も確認も全く無し。タクシーにもボラれることなくリサーチしていた価格のまま、バスターミナルへ到着です。

ここからまた夜行を待って、コスタリカ国境近くのカリブ海側のエリア、ボカス・デル・トロを目指します。直行バスのチケットを買おうとしたら今日はないとのことで、すこし手前の街で乗り換えるプランになりましたがまあ大丈夫でしょう。

パナマはもう高地じゃないのでしっかり常夏。びっくりしたのは、街があまりにも近代的かつぴかぴかに発展してるってこと。いままで見てきた南米の都市のどこよりもぴっかぴか。そしてヨーロッパ的、スペイン的な雰囲気じゃなくておもいっきり現代アメリカ的。これは意外だったな。

えっっ??っていうくらい都会。

えっっ??っていうくらい都会。

バスターミナルもデカいだけでなく立派。

バスターミナルもデカいだけでなく立派。

 

とにかく、やっと着いたぞ中米!

 

エクアドルもどり

 

ということで一旦パナマ行きを航空会社の陰謀により阻止されたため、どうやったらスムーズに中米入りできるのかを激しく調べました。するとまたしても新しい壁が。それは

 

 

 

黄熱病

です。

 

 

 

蚊を媒介にして伝染する病気で、野口英世が研究していたアレです。野口さん本人も研究中にこれに感染して亡くなったというやつです。中米の国ほぼすべての国は、入国のためにこの黄熱病の予防接種を受けたという証明書=通称「イエローカード」の提示が必要、とある。

 
・・・・
持ってませんけど。
しかも、「黄熱病ワクチンにより抗体が完成し免疫ができる=予防効果が発揮されるのは注射をしてから10日後」。要するに注射してから10日待たないと、中米の通行手形としてのイエローカードは機能しないってこと・・・

 
えっだめじゃん?!中米だめじゃん!

 
これを知らずにエルサルバドル行きのチケットを買ってたら、また同じ空港で同じような涙を飲む所でした。
なぜ、こんな大事な情報にいままでぶつからなかったのか・・・調べてみてなんとなくわかりました。
中米の国への入国でイエローカードが求められるのは、すべて「黄熱病感染の可能性がある国から入国する場合」に限られる。
「黄熱病感染の可能性がある国から入国する場合」っていうのはおおまかにいうとアフリカを緯度で3等分した真ん中のエリアの国と、南米の北半分。つまり、日本から直接中米入りする人や、日本人の世界旅行ルートで一般的っぽい「アメリカから南下して中米入り」というケースではイエローカードは不要なんだけど、自分のように南米から北上して中米入りする人にとっては必要になる、というからくり。。欧米の旅行者もやっぱり南下ルートが多いので、日本語英語ともに中米入りに際してイエローカードの必要性を教えてくれる情報はかなり少ない・・・アフリカは感染の危険が高いみたいで、どの国からくるにしても「危ないからちゃんと注射してきて!」とイエローカードが必須。いっぽう中米の国は、中米自体は感染リスクがほぼないので「危ないところから来た人たちは、ウイルス持ってこないでね!」というスタンスの違いがあるってことだ。

 
ハマった。。。まさかの一発アメリカ戻りしかないのか・・・?

 

 
しかし!

 

 
なんとパナマだけ、2008年以降イエローカードが「必須」から「推奨」になったよ♪

 

 
との情報が!!!!
トラウマなパナマ(っていうかAvianca航空?)だけど、こうなったらこの情報を信じて動いてみるしかない。ここまできて中米に一歩も踏み込まないなんてわけにはいかねえ。いかねえんだよ。

 
ということで、作戦が決まりました。

1.とりあえずどこかでイエローカードを入手する(予防接種を受ける)
2.パナマ入国に再チャレンジ
3.予防接種後10日経過を待ってパナマを出国し北上
パナマへの出発場所にはカリではなく、来た道を戻ってエクアドルのキトを選択。理由は;

1.カリからのフライト(Avianca航空)よりもキトからのフライト(TAME航空)のほうがパナマ行きのチケットが200ドル以上安いうえに、TAMEはサーフボードチャージがない。Aviancaがトラウマだし。
2.キト=エクアドルの通貨はUSドルなので、所持金500ドルの提示要求の準備に現金をおろせる(コロンビアはコロンビアペソ)
3.カリでもキトでも予防接種はできるようだけどどちらも平日のみ可能なため、この時点(土曜日=病院休み)ですぐ動けば日曜夜にカリまで移動でき、カリで月曜まで待つのと比べて時間のロスもない

 

 

パナマからの出国チケットに関しては、中米のバスチケットをオンラインで代行して取ってくれるカナダの会社を発見!前回はパナマ出国日を事前に決めたくないという感覚もあって無料のダミーチケットを選択したけど、今回は充分パナマに滞在して、イエローカードが有効になり次第次の国へいかなくちゃというスケジュールがしっかりしているため、実際に使うチケットとして買えばいいだけの話なのでムダもない。
ということでまたもや深夜バス+朝バスを乗り継いで1日半かけてエクアドルのキトに戻りました。戻ったといってもエクアドルは通過してきただけなので、街におりたつのは初めて。
エクアドルからコロンビア入りしたときにあったボディーチェックタイムはなぜか1回もなく、スムーズに到着。ただしなぜか国境では荷物の中身チェックがありました。これは前回の逆ルートではやられなかったこと。何が違うんだろ。

また、夜のバスはあぶないあぶないといわれてましたが、今回はエクアドル入り後の朝バスが危なかったです。
だって運転手さんが居眠りしてバスが路肩にぶつかってたんだもん・・ 強盗より居眠り運転のほうがはるかに死ぬ確率高いわ・・・みんなが言ってる怖さと違うぞ、エクアドル!

 

国境からキトまではアップダウンはあるもののだいたい高地

国境からキトまではアップダウンはあるもののだいたい高地

バスのなかにのりこんでくる行商の人。なにやら神様についての演説を長い事して、そのあとご利益のあるブレスレットを買ってねということらしい。

バスのなかにのりこんでくる行商の人。なにやら神様についての演説を長い事して、そのあとご利益のあるブレスレットを買ってねということらしい。

 

そしてキトは想像してたのと全然違う街でした。

今回またしても知らなかったけど、キトの街は世界遺産。旧市街がものすごくきれいです。サイズも今まで見てきた旧市街シリーズの中で最大じゃないかな・・

あと、標高が2,800メートルもある・・初日は息も上がりやすく、ビール飲んだらちょっと頭いたかったです。完全なる赤道直下だけどまーあ涼しいこと。
宿などであった人に聞いてみても、エクアドルは全体としても見所が多いみたいで、いったんは「危ないらしい」というイメージのまま通過しちゃったけど、滞在できてよかったなと思いました。時間があればサーフィンもしたかったしガラパゴス島にも行きたかったなあ。

DSC09704

 

DSC09715

 

DSC09727

 

DSC09700

 

DSC09796

 

DSC09768

 

きっつい誕生日

 

コロンビアからパナマへは、陸続きになっているものの国境はジャングルと麻薬密輸組織に埋め尽くされていて、基本的には車で通る事ができない(!)んだそうで飛行機での移動となります。すんごい話だな。

 

 

Tカシ君は、コロンビアにてイマイチ性欲を爆発させる事ができなかったためか、「俺サーフィンやりにきたんだって思い出しました」と、以前お世話になったと言う日本人宿を目指してエクアドルのカノアというビーチに戻る事に。夜行バスでの出発のため、僕はTカシ君に宿にて別れをつげ、11時の飛行機目指して空港へという流れ。

そしてパナマというのは入国に厳しい国なんだそうで、アメリカ等と同じように入国のフライトにチェックインする時点で出国チケットの提示が必要になります、って出発当日の朝になって突然Tカシ君が教えてくれた。あっぶな!!

 

ということでひさびさに大っっ嫌いな「先のスケジュールを決めて出国チケットをとる」の作業・・なんですが、中南米の飛行機って飛行距離は短いくせにやたらと高い!しかもメインの移動手段はバスなのに。そしてバスはネットでチケット購入が出来ない会社ばっかり・・・うーーーん困った。と思ったら

 

「お金を払わずにチケットの予約だけを先にできる航空会社をつかい、チケットだけ手に入れて入国、支払いをそのままスルーしたら自動キャンセルになって無駄遣いゼロ!」

 

という、夢のような裏技があるという情報を入手しました。やりかたには;

 

1.アメリカン航空の日本語サイトで仮予約をして、わざと日本語の予約票を見せて正規のものと思わせる

2.コパ航空の「48時間以内に支払い」という支払い方法でチケットを予約する

 

という2通りあるようでした。アメリカン航空がパナマから出ているかよくわからないし時間もなかったので、2のほうでトライ。簡単にチケットらしきものを入手!

さらに、パナマ入国の際には500米ドルの現金をもっていること、またはそれ以上の貯金の証明を求められる事があるというので、そんな現金はないので日本の銀行サイトで残高表示。日本語で日本円だけどどうなんだろ・・つーか金だいぶなくなってるな・・・・・・・ と思いつついちおう準備完了とします。

そんなことを急遽準備したため、フライト2時間前に着こうと思ってたのに空港には離陸の1時間前に到着。カウンターもけっこう並んでてチェックインの順番が来たのはフライトの30分前。そして;

 
まさかの

 

国際空港で英語がまったく通じない。待たされたあげく、やっとカタコトの英語ができるお兄さんが登場。

 

 
からの

 

黄熱病の予防接種はしてますよね?との問い。してません、っていうかなんですかそれ?困った顔されたけど、手続きはすすめている模様、ほっ。

 

 

そして来たよっ

 

パナマ出国のチケットはありますか?ありますあります、はいこれ。

 
しかも

 

乗ろうとしているアビアンカ航空、サーフボードには125ドルもチャージするという情報だったのに、なにも言わずに荷物はカウンターの中へ。。やった!

 

 

 

 

 
しかし!

 

 

 

 

「すいません、システムで確認したのですがお客様のパナマ出国チケットの予約が確認できません」

 

 

 

 

!!!!!

 

 

 

数分後
「どうやら支払い=予約確定がなされていないようですので、コパ航空に連絡いただけますか」

 

 

 

 

・・・・・・!

 
ダメじゃん、裏技。ダメじゃんシステムで確認したら。。

 

 

 

 

 

しかし俺にはバックアッププランがある。

 

「わかりました。じゃあコパもパナマもうやめて、出国チケットいらないっぽいエルサルバドル行きに変更できませんかね。」

「コパ航空にご連絡を・・・」「いや、それはもういいんで、エルサルバドルに・・」x 5

 
結果

 

わかりました。とりあえず乗れないってことは分かったんで、全部キャンセルで。返金できない?わかってます。。とりあえず荷物は返して・・・
そこに、後ろにならんでたおっさんが。

 

「おい!あんたのせいで俺たちが乗り遅れるよ!どうしてくれるんだ!乗り遅れたらあんたのせいだぞ!」

 

んなこと言われても・・・・・悲 しかも、おっさんそもそもくるの遅過ぎだろ。

 

しかしそんなことは言えませんので謝る。が炎上を続けるおっさん。「お前がブロックしてるんだよ!」

 
わかっとるわ!俺も俺でブロックされてるんじゃ!!!!!!!!!申し訳ないっつうの!!!!!!!

 
静まり返るオーディエンス。

 

 

うううう・・・・

 

 

アビアンカの兄ちゃんはカタコトの英語でおっさんのシャウトについて詫びながら到着ロビーへそんなわたくしめを案内してくれました。いやいや僕が悪くないけど悪いんです、すいません。

 

しばらく待つと、別の空港ではなくすぐ上の階からもどってきた我が荷物・・・

 

空港で暴れたい衝動をおさえつつ作戦練りのためWiFiを求めて入った食堂にてまさかのエッグベネディクト発見。ヤケ酒とともに。店のおばちゃんがなぜか異常にやさしかった なんか顔に書いてあったかな スペイン語で・・・

空港で暴れたい衝動をおさえつつ作戦練りのためWiFiを求めて入った食堂にてまさかの好物エッグベネディクト発見。ヤケ酒とともに。店のおばちゃんがなぜか異常にやさしかった なんか顔に書いてあったかな・・スペイン語で・・・

夜はヤケ豪華ディナーでステーキ。でもべつに高くなかった

夜はヤケ豪華ディナーでステーキ。でもべつに高くなかった。この日はこのくらいしか写真とってないな・・

ちなみに空港へのタクシーでは、通常2500円くらいのところを3500円くらいにボられてました。それも気づいてたけどモメる語学力と時間がなく。

タクシーボラれたうえにチケット(400ドル)と時間も無駄になり、さらにこの先のプランは見えず・・・orz

失意のなか再びタクシーにのり、同じ待ちのセントロとはいえすこしでも空港に近そうな宿をさがしチェックイン・・

今後の作戦を立てるため、ありとあらゆる情報をネットで調べまくり7時間ほど。誕生日ということでfacebookにおびただしいお祝いのメッセージが・・・
ありがてえ・・・ほんとうにありがてえ・・・・んだけど、このテンパってる状況で返信がかなり大変。。。。
そんなこんなで四苦八苦しつつ、おおかたの方向性はなんとかまとまってきたので、翌朝最終決定をするということにして寝る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メガネが・・ないぞ。

 

ニューヨークでアホほど金かかりつつ作成したメガネがないよ。

 
・・・タクシーぼったくり&作戦失敗での搭乗拒否+知らないおっさんとのバトル(っていうか逆切れ風に謝っただけだけど)、締めはメガネの紛失(2回目)という、最悪の誕生日(現地時間バージョン)でございました。

 

あ、でもね、facebookでのお祝いメッセージをかなりたくさんもらった(自分にしては)んですが、去年までとはぜんぜんラインナップが違ってて、つまりどれだけこの1年で新しい友達ができたのかを感じて、それはほんとに嬉しかったです。既存の人も、アー見てくれてる人は見てくれてるなあって感じで。にしても今までの日本語英語に加えて、スペイン語、ポルトガル語、インドネシア語、韓国語で返事を書く(当然 99% with Google Translate様)ようになってるなんてね。

 

にしても、いつまでたってもスムーズにいかないもんだな。旅にトラブルがつきものなのか、トラブルのおまけに旅がついてんのか、わかんなくなってきた。

カリの街にはなんの落ち度もないさ そりゃそうさ 余裕のなさすぎる日だったため写真がありません

カリの街にはなんの落ち度もないさ そりゃそうさ