ニューオリンズ その2

 

ニューオリンズ。

 

ちょっと意外でしたが、なんだか昼間はさほどやる事がありません。

ジャズ博物館、とかルイ・アームスロトング博物館とか、そういうのがないんですよ。
あるのはミシシッピ川クルーズとか、船でいくワニを見ようツアー、植民地時代にタイムスリップツアー、とかです。
あとは古い教会とか、あ、あと第二次世界大戦記念館ってのはありました。

 

ミシシッピ川の蒸気船。

フラフラしてたら遭遇したミシシッピ川の蒸気船。

出発前に、蒸気で鳴らすオルガンの演奏が。高音のパートがちょっとズレててそれがなんともかわいい

出発前に、蒸気で鳴らすオルガンの演奏が。高音のパートがちょっとズレててそれがなんともかわいい

いってらっしゃーい

いってらっしゃーい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニューオリンズ、アメリカ国内の最大の観光地のひとつだそうなんですが、どうやらほとんどのお客さんがアメリカ人。なので日本人の自分があまりわからないアメリカの細かい歴史にスポットが当たっているみたいで、イマイチ盛り上がらない。そもそもそういう観光にはもう飽きてきてることもあります。

 

子供バンド

子供バンド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大人こどもバンド

大人こどもバンド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第二次世界大戦記念館はたまたま通りかかったら見つけて、やっぱり入ってみないとなと思ったんですが、入場料が高かったのと、サブタイトルみたいなかんじで「Road to Victory」ってやけに誇らしげに書いてあるのを見てやめました。

この建物のほかにパビリオンが4つ5つあったように見えました

この建物のほかにパビリオンが4つ5つあったように見えました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

建物がパビリオンという名前でいくつにも分かれたかなり大きな記念館なんですが、「Road to Victory」でもうやる気をなくしたというか・・むしろ腹立ったわけです。戦争はダメだよ、ひどいよ、ということではなくて「勝った記念」だってことですからね。見に来てる人たちには小さな子供に軍服を着せたりしてる家族連れなんかもいて、正直気持ち悪くなりました。あのニュースなんかでたまに見る「USA! USA!」な感じ。バッカじゃねえの。

この点だけはアメリカ、絶対に無理です。このノリは受け入れられません。広島の原爆記念館を見習ってほしいわ。
しかも、旅行者として半月ほどアメリカをふらついているだけだというのに、僕は戦争に行った結果おかしくなってしまっている元軍人達にさんざん絡まれてきたんですよ。絡まれたっていったってべつにカツアゲされたとかではなくて、ただ話をしただけです。きっと各地の地元のふつうの人たちはこういう人たちをあんまり相手にしてないから、自分みたいな状況がよくわかってない通りすがりの旅人くらしか話を聞いてくれないんじゃないでしょうかね?撃たれた跡だの本気で噛まれた跡だの(野生動物も真っ青の、ものすごいクッキリした歯形をしたケロイドになってました)見せてくれました。一応ベトナム以降戦争に負けてないということになっているアメリカですが、そうして会った人たちは誰一人として行って良かったなんて言わなかったし、でも行かなきゃ良かったとも言えないような、そんな顔をしてました。

 

軍に入ることは、アメリカでは進学や就職ができない人たちの選択肢としても重要らしいです。大学出のエリートは幹部候補でしょうから、結局のところ社会的弱者ばかりが最前線で酷い目に遭っているのかも?こっちの飛行機ってどうやら制服を着た軍人さんは優先搭乗させてもらえるんようなですけど、そんなサービスもなんだか、こういうほかに選択肢がない人を騙し続けるための悪知恵に思えてきてしまいます。。

そういう、勝ったはずなのに人生が終わってしまったような人たちををたまたま見ていない人なのか、見てないフリをしてるだけなのか・・なんでこんな記念館がこんなに朗らかに人を吸い込んで行くのか。入場して暴れてやろうかとも思いましたが、気分の悪さが優勢だったためやめました。

 

日本から漏れ聞こえてくるニュースも、なんだか阿部内閣は戦争したくてしょうがないの?と思うような内容で心配です。
まあ、結局入らなかったんで実際の内容がぜんぜん違ってたらすいません。笑

 
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そんなこんなで要するにやることがないので、基本的にはフレンチ・クオーターに出たらとりあえずビールを買って、ふらふらと街を散歩しながらまたビール買って、夜になったらビール買って音楽の聴こえる方へ・・みたいな感じです。

フレンチ・クオーターの見た目の特徴はなんといってもこの鉄のベランダ

フレンチ・クオーターの見た目の特徴はなんといってもこの鉄のベランダ

フラフラ・・・

フラフラ・・・

ルイ・アームストロング公園。略して公園。なにもなし。ここでJAZZが生まれたとされてるみたいだけど・・ほんとになにもない

ルイ・アームストロング公園。略して公園。なにもなし。ここでJAZZが生まれたとされてるみたいだけど・・ほんとになにもない

マーケットストリートという市場的なもの

マーケットストリートという市場的なもの

すごいにぎわい

すごいにぎわい

辛いソースだけでこれだけたくさんある

辛いソースだけでこれだけたくさんある

このマーケット、雑然とした感じと売ってるもののどうでもよさがなんだかアジアっぽかった

このマーケット、雑然とした感じと売ってるもののどうでもよさがなんだかアジアっぽかった

ミシシッピ川の蒸気船。

ミシシッピ川の蒸気船。

出発前に、蒸気で鳴らすオルガンの演奏が。高音のパートがちょっとズレててそれがなんともかわいい

出発前に、蒸気で鳴らすオルガンの演奏が。高音のパートがちょっとズレててそれがなんともかわいい

いってらっしゃーい

いってらっしゃーい

DSC06058

フレンチ・クオーターの中心、ジャクソンスクエア。何なのかは知らない

子供バンド

子供バンド

大人こどもバンド

大人こどもバンド

 

そうフラフラしてたら、前回書いたバーボンストリートよりも本気度の高いライブハウス飲み屋が集まっているエリアを発見。
バーボンストリートはフレンチ・クオーターを西側の端から真ん中にかけて横切っている通りなんですが、反対側、東の端を外れたところに縦に通ってる道・・良く確認してないですけど、今地図でみた感じだとたぶんFrenchmen Streetかな・・というところに、ちゃんと予定出演アーティストがカレンダー状に貼り出されてるようなお店がいくつか並んでます。ネットで見つけた「ニューオリンズで一番上品なジャズクラブ」SNUG HARBORというお店もここにありました。

 

2日目の段階ではまだ外でちょこちょこチェックしただけですが、バーボンストリートより間違いなくいいです。音楽好きの人はこちらがおすすめです。

この通りです。雰囲気あるでしょ

この通りです。雰囲気あるでしょ

ちゃんと出演者の顔が見える的な・・

ちゃんと出演者の顔が見える的な・・

ここがいいらしい、SNUG HARBOR

ここがいいらしい、SNUG HARBOR

同じエリアでアート夜市みたいなのをやってました

同じエリアでアート夜市みたいなのをやってました

わかりやすい

わかりやすい

わかりにくい

わかりにくい

 

ほかにはバーボンと平行にそのまま南下したところにも、2件ほど大きなブルースクラブがありました。昼間通りかかったら機材の出し入れをしてたんですが、かなりデカい本格的なやつばかりだったので、ここも真面目にやってるのかもしれません。

 

 

あ、あとニューオリンズは「アメリカで一番料理がうまい街」なんだそうです。いわゆるアメリカの肉とポテトな世界に加えて、海が近いのでカキやエビが新鮮。そして土地の成り立ち上フランスの文化が入っている分、食にもひとひねりあるよ・・・ということでしょう。クレオール料理とかケイジャン料理ってやつですね。

 

そこまでそんないちいちぶっ飛ぶほど旨い!!!ってわけでもないんですけど 笑、でも今までに通ってきたアメリカには全く存在しなかった味であることは間違いないです。その意味でかなり新鮮でした。いやいや、おいしいですよ。

アメリカにいて、「アメリカ料理の中で」今日はなに食べてみようかな!なんてふに思う事はふつうはないですからね。

サンフランシスコやニューヨークはおいしいものたくさんありますが、あれは世界の料理がたくさんあったり、それが混ざってたりってことなのでまたちょっと別扱いでしょうかね。
ただちょっと思ったのは、せっかく新鮮なシーフドがとれるはずなのに、なんでカキとエビしかないのかというところ。あとはザリガニとナマズ・・・ってそれは海じゃなくて川だしさ。そして臭みを嫌ってやたらとスパイスやクリームを多用。これはこれでかなり美味しいんだけど、別ラインでもっと魚の刺身的なものはなんでないんだろう?? バーボンストリートの臭いに耐えられる人たちがなんで魚の臭みはそんなに嫌なのか・・・不思議。

ということで珍しくちょっとだけ食べ物の写真を・・・ しかし量はやっぱり多いし、昼食と夕食の間にはほぼずっとビールを飲んだせいで今日は胃もたれしてます。

 

オクラとシーフドのガンボ。おいしい

オクラとシーフドのガンボ。おいしい

左は「クレオール盛り」みたいな名前でした。持ってあるとこ以外もごはんがしいてあってボリュームがすごい。右はほうれん草のクリーム煮 これうまかった

左は「クレオール盛り」みたいな名前でした。持ってあるとこ以外もごはんがしいてあってボリュームがすごい。右はほうれん草のクリーム煮 これうまかった

ケイジャン・パスタ。魚介のクリームソース系だけどソースの風味にこちらのBBQテイストが混ざってる。かなりおいしかったです

ケイジャン・パスタ。魚介のクリームソース系だけどソースの風味にこちらのBBQテイストが混ざってる。かなりおいしかったです

 

アムトラックでニューオリンズへ

 

メンフィスの最終日は朝?3:30に起床。
ほんとは4時でよかったんですがなぜか自然と目が覚めました。

 

なんでそんなに早いかというと、4時起床で5時に宿を出て、ダウンタウンのむこうの駅まで1時間かけて歩いて、6:00に荷物をチェックインして・・・そして6:50発の、飛行機ではなくアムトラック!に乗るからです。

 

アムトラック、グレイハウンドと並んでアメリカの2大イモい移動方法、長距離鉄道ですよ。これもやっぱりアメリカツアーしたら乗らないと。行き先は、カントリーのナッシュビル、ロック&ソウル&ブルースのメンフィスときてますので、次はジャズ発祥の地ニューオリンズです。

テネシー州の左下の隅っこにあるメンフィスから、まっすぐ南へ8時間半、ミシシッピ州をまるごと縦断してさらにその南にあるルイジアナ州ニューオリンズへ向かいます。

 

早朝メンフィスのアムトラック 今回乗るのはシカゴからニューオリンズまでアメリカを縦断する路線です

早朝メンフィスのアムトラック 今回乗るのはシカゴからニューオリンズまでアメリカを縦断する路線です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グレイハウンドもバスにしてはけっこう足下が広かったんですが、アムトラックはそれがただのバスに思えるくらいの広々シート。かなりアメリカンサイズでなかなか快適です。長旅列車ということもあり、ふつうの席のほかにも寝台車や食堂車、窓が大きくて景色がよく見える車両など盛りだくさんでしした。

 

足下ひろびろビジネスクラス並

足下ひろびろビジネスクラス並

観覧車両。ここはパーティー会場にもなっていて朝からものすごい勢いで盛り上がってました この先が食べ物のある車両なんですが、ここでおばちゃんたちが踊っててまったく通れないという

観覧車両。ここはパーティー会場にもなっていて朝からものすごい勢いで盛り上がってました この先が食べ物のある車両なんですが、ここでおばちゃんたちが踊っててまったく通れないという

食堂車

食堂車

ミシシッピ州、列車からみるかぎりはひたすら畑の景気。デルタブルースですねえ〜クロスロードですねえ

ミシシッピ州、列車からみるかぎりはひたすら畑の景気。デルタブルースですねえ〜クロスロードですねえ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3:30に起きて15:00着という、全行程としては12時間の長旅でしたけど、夜遅くなっていないせいかそんなに長く感じませんでした。快適そのもの。

 

 

宿はニューオリンズのダウンタウンであるフレンチ・クオーターという地区から少し離れたところ。でも1泊の宿代が16ドルという、ひさしぶりに(バックパッカーにとって)まともな値段で泊まれるドミトリーです。全体的にぼろいけど、建物自体が大きいのでゆったりスペースで快適。

 

今回の宿。これは受付のみの建物で、泊まったのは裏庭をはさんだ後ろのほう

今回の宿。これは受付のみの建物で、泊まったのは裏庭をはさんだ後ろのほう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋

部屋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フレンチ・クオーターへはトラムで移動できました。こちらではストリート・カーと呼んでるみたい。1日券が3ドル。

ストリートカーの中から

ストリートカーの中から

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストリート・カーはフレンチ・クオーターの西側の端まで。ちょうど通ってきた道をそのままフレンチ・クオーター内に入るとそれが有名なバーボン・ストリートです。これはお酒の名前じゃなくて昔ここにいたブルボン家にちなんだ名前だそうで・・ブルボンとバーボンって同じものなんですね・・

 

16:30ですでにみんなベロベロ

16:30ですでにみんなベロベロ

夜になったらもう大変

夜になったらもう大変

有名なジャズなんとか広場。

有名なジャズなんとか広場。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バーボンストリート、ものすごい賑わってる。

そして全員が酔っぱらっている。

 

 

そして、クサいぞ!

 

 

アメリカはどの州でもほぼ、野外での飲酒は禁止です。でもここは関係ないみたいです。みんな飲みまくり。しかもこのエリアの酒屋でビールなんかを買うと、もう自動的に缶のデザインを隠す用の紙袋に入れてくれます。年齢確認、おもいっきり省略。

こりゃいいや。酒を買うたびにいっちいちデカいパスポートを取り出してはページをめくり・・という作業にいつもうんざりしてるので、非常にありがたい。道ばたで飲めるのももちろん最高。ビールは500ml缶で1.3~1.6ドルくらいなので、まったく観光地プライスとかにはなってないですね。

そんな安ビールを買い、通りをうろうろしていると、そこら中からバンドの演奏が聴こえます。店に入るとお店価格の酒やらチップやらとめんどくさいので、またこの通りは多少オープンカフェ的というか、各店舗出入り口が2つ3つあるので、そのあたりで立ってれば演奏はいくらでも見聴きできます。

 

 

基本的にはブルース、ロック、ソウル、ジャズのいわゆるスタンダード的な曲のカバーでオリジナル曲をやる感じではなさそう。まあ観光エリアだしそこはメンフィスと変わらないようです。ただし、とにかく人が多くて盛り上がっているので全体に演奏のテンションも高め。レベルもメンフィスよりちょい高いですね。

そんな中に、ソウル/ファンク系で黒人女性のブリブリツインボーカルのバンドがあったので見てたんですが、演奏はそこそこなんですがボーカル二人がファンキーすぎて、思わず店の中にしっかりはいってしまいました。

太ってるほうがカッコいい、ってことが多々発生するアメリカ南部

太ってるほうがカッコいい、ってことが多々発生するアメリカ南部

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モータウンありスタックスありプリンスの曲まで・・とブラックネス全開で楽しかったのですが、
突然、乳首を服の上からカリカリってひっかく何者かが。

すると、なんだか色とりどりの液体の入った試験管をたくさんもった店員の黒人のおねーちゃん。

試験管を2本、底の方を加えてなにかジェスチャーしてる。あ、飲めと?

ポッキーを両端から食べる的な体勢で、試験管をぱくっとして、自分のほうは上を向いてしゃがむ。そしてその謎の液体を一気飲み(せざるを得ない)。。。。
んーー?酒は入ってないような気がするな。ただのジュースかな??

などと思っているとアンコール。

そのあとこんどは逆でやろうと。
うん・・・・えっとこれは一体何なの??????
店全体は踊りまくりだし、音デカいしでわけのわからないまま数本それをやらされたあと、

 

 

 

 

 

 

 

 
「じゃあえっと、1,2,3・・・32ドルね!!!」

 

 

 

 

 

 

ええええええええ〜!!!!!!?

 

 
なにそれ有料?しかも高すぎでしょ!!!つーかそんなに現金持ってないよ!!

 

「だいじょぶ、ATM後ろにあるから。」

 

 

くっそーーーー・・・・
はい、40。。。

 

 

おつりはしっかりとくれました。

 

 

 

いやーーーやられた。気がつくと、1日目じゃない客たちはそれを知っていたかのように、ちょっと人が減っていてまわりが多少見えるように。すると同じ試験管ガールかほかの客にもアプローチしてるのが見えた。しかしそっちの子は白人のおとなしそうなかんじで「あのーこのジュースどうですか・・あ、いらない・・はい・・・」くらいの押しの弱さでまったく客が取れてない。

俺の方のやつ、どんだけ強敵なんだ・・・意味が分からないうちに32ドルも・・・

 

 

まあね・・わかんないからって、こういう状況で「ちょっとまってこれ何!!いくら!!」なんてのも無粋というかね・・こりゃまあレッスン料ってことで。

うーんしかしほんとに意味不明なサービスだった。タダ乗りのお客が多いバーボンストリートならではの稼ぎ方なのかもしれない。

ちなみにこれ、ほんとにただジュースのませるだけですが、今回の担当者様に関しては無駄にセクシーでした。
なんともいえない心持ちで宿に帰りました。

 

 

 

 

 

メンフィス その2

 

さて、メンフィス、「なにをしてきたか」と聞かれたら音楽史跡めぐりとしかいいようがないのですが、ほかにもいろいろ楽しい事、良かった事ももちろんありました。
まずはなんといってもローカルがものすごく人懐っこいところ。

基本的にアメリカって、「ゴキゲンでいる」っていうことが国民の義務、みたいな雰囲気があって、とにかく挨拶が元気というか、知らない人どうしでもガンガン話するし互いに親切にするという習慣が染み付いてる人がほとんどなんですね。
なので、どこ行ってもだいたいはかなり気持ちよく過ごせるんですけども、メンフィスはそういうマナー的なものだけじゃなく、ある意味インドネシアみたいな、田舎の人なつっこさががプラスされてる感じでした。

よっぱらいのおっさんだろうが、コンビニの店員だろうが・・ずっとにこにこしてる人もいるしぶっきらぼうな感じの人も、話すとみんな明るくてやさしい。

 
たとえば、Rock ’n’ Soul博物館のおばちゃんは、どこからきたの〜から始まり、
「あら!あたしてっきりあなたはカリフォルニアかそのへんから来たんだとおもってたわ!日本人なの!」
「そういえば、あたしグレースランド(エルビスのとこね)でも仕事する事があって、こないだ日本人のスターっぽい人を案内したの。失礼ながら知らない人だったけど、ほんっっっとに感じのいい、素敵な人だったのよ!」
長髪で後ろをちょっと結んでる、っていうので、それって背が小さくて白髪でちょびひげじゃなかった?っていうと
「そうそうそうそう!まさにそうよ!名前わかるかしら??」
じゃあ、たぶんそれはマイク槙だろうな・・・ってことで「Mike Maki」と紙に書いて渡しました。
「検索してみるわ!ありがとう!!!ちょっとまってね・・・」

 
すると、あとで行こうと思っていたSTAX博物館の無料券をくれました!!

 

・・結局翌日行った時、そのことをすっかり忘れて思いっきりお金払って入りましたけど。

 

 

またたとえば、グレースランドに行った後、ロイヤル・スタジオを探してかなり黒い住宅地をさまよっていた時・・
「おい!そこのお前!なにしてんだ!」
とベロベロに酔っぱらった40代くらいの真っ黒いおっさんが道の向こうからやってくる。いっしょに女性もヘラヘラ笑いながらついてくる。
「いや、ロイヤル・スタジオ探してんだけど・・このへんだよね?」

「なんだ、こんなとこの写真なんか撮ってるからマザファキン悪いやつかとおもったじゃねえか(という冗談らしい)。俺はジョンだ。ここの先にロイヤル・スタジオもあるし、あと%&’#&$%もあるし(何言ってるかわかんない)・・」とりあえず握手

 

ロイヤル・スタジオを見おわってダウンタウンに帰れるバス停を探していたら、ちょうどそのジョンたち酔っぱらいグループが飲んでいる家の目の前がバス停で、

 

自「ここのバス停で待ってたらダウンタウンまでいける?」
A「いけるいける。座ってきなよ!中国人?」
B「違うのよ!彼は日本人なのよ!」
A「そうかあ!カンフーできる?」
自「いやそれは中国ね。日本はカラテだけど、どっちにしてもできないわ」
C「そっかー、日本かすげえな。俺高校のときさあ、勉強ぜんぜんしなかったけどティキンやりまくりまくってたよ!」
自「なにそれ・・・・ああ、TEKKENか!」
C「そうそう あれはまた$##%’0”#%$(ほんとに訛ってて何言ってるか全然わかんない)」

 

なんて感じで延々と会話は続きつつ、家の前に停めた車からは大音量でスティービー・ワンダー。サビがくると一斉に合唱。

 

自「バスぜんぜん来ないねえ」
ジョン「時間帯で通んないときあるよな??それじゃねえか?」
B「えっこの時間は通るんじゃなかった?ちょっと聞いてみよっか・・」

 

といってバス会社にわざわざ電話してくれて、確認。

 

B「ごめんごめん、もうちょっとこの通りを東にもどったとこのバス停までいかないと今の時間はダメみたい!」
自「あー了解。でも楽しかったからよかったし、調べてくれてほんとありがとうー」
B「日本のお客さんと話せるなんて名誉な事だからね!!行ってみたいのよ〜日本!」
全員「じゃあね〜〜気をつけて(Be Safe!)!」

 

というような感じ。
この人たちにBe safeとか言われてもね・・ここで安全ならだいたいどこでもOKなんじゃないかと思いつつ、まあどこにいってもそんな感じでみんな本当にいい感じにしてくれるんですね。

 

子供は世界中どこでもかわいいですねえ

子供は世界中どこでもかわいいですねえ

手前のにいちゃんがTEKKENやりすぎてた人

手前のにいちゃんがTEKKENやりすぎてた人

右のミス・リリーがバス会社に問い合わせてくれた

右のミス・リリーがバス会社に問い合わせてくれた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3件目、これは親切というかただ面白かっただけですけども、
最終夜、ビールストリートでライブを見たりした後いつものように宿に戻ろうとしたら、酔っぱらいに酔っぱらった白人のダメそうーーなおっちゃんが絡んできました。
いろいろ話を聞いてみると、どうやらイラク戦争に行っていた元軍人さん。想像ですが、そのあといろいろあってホームレスかそれに近い状態に陥ってる模様。金がないだけでなくキャラクター的もイッてしまっています。ビールストリートの野外ライブのときになにやらお客ほぼ全員になにか話し掛けてた人がいたけど、あの人だ・・

お巡りさんにもばっちりマークされているようで、彼のすぐ後ろにパトカーが待機。
「こいつらは俺に嫌がらせをするんだ!俺が何したって言うんだ!」
とどなりつつ、
「ごめん、マジで食うもんないから1ドルだけちょうだい・・」
こちらではよくあることなので、2ドルあげることに。
「ありがとう・・こんな警察に嫌がらせされてるような奴に・・・お前はどこから来たんだ」
「日本か・・・すごいな日本人は・・・俺も今度は日本人に生まれたいな・・ケン、お前の健康を祈ろう」

ってことで、なぜか路上に座禅。当然自分もやらされます。

 

「日本からきたケンが・・$%’&$%&’’・・健康と幸せを・・・・こいつの嫁と子供にも・・あ、いないの。いやでも嫁の健康を・・・・”#$%’&”#$%”・・・あと俺は・・”##”$’&%・・・」

 

と、何やら祈りを始める。けっこう長かった。

最後に、頼むからもう1ドルくれというのでめんどくさいからお布施。するとずっと握りしめていたくしゃくしゃのバラをくれました。

 

いらない。

いらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあ、メンフィス人、面白いですよほんとに。
あと良かったこと。メンフィスは緑が豊富なんですね。どういうことなのか分かりませんが、ニューヨークやナッシュビルでは完全に秋、紅葉、落ち葉!っていう感じだったのに、メンフィスは気温がそれらの街とまったく同じ感じなのになぜか青々とした木々がたくさんあり、そしてなんともスタイルのいいというか、形のいい大木がそこら中にあるんですよね。芝も青いし。カリフォルニアのようにスプリンクラーだらけで頑張って維持してますという形跡もなく。雨が多いんでしょうかね。

 

どうにもこの木々はいい感じでした。いつしかマンションじゃなく家を買うような事があれば、いやマンションでもいいけど、こういう大木の横にあるやつがいい。と無職なのに思いました。思えば実は、実家からはじまり今まで住んだ部屋には大木横という立地が多かった。大木育ちの血が騒いだということなのか。そんなのあるのか。たぶんないと思う。

ロイヤルスタジオ周辺、酔っぱらいファミリー達のいたエリアが特にキレイでした。このような感じです。

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ほかにも、どうってことない田舎っぽい風景がメンフィスは素敵でしたよ。

最後に、いちおう仕事もしました。グレースランドにてバリバリ有料のしかもCGだけど・・どうも最近は世界的な傾向として顔ハメがこういうCGものに取って代わられているようで。良くない傾向ですが、まあこれはやるべきクオリティかなと思ったのでやってみました。

縮尺が違いすぎるのが難点ですけどね

縮尺が違いすぎるのが難点ですけどね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結論、メンフィスもやっぱり大変楽しかったです。

 

 

 

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