で、ロサンゼルスでどうしてるのかという話です。
まず、ロサンゼルスに来た第一の理由は、「ブラジル入国のためのビザをとる」ということだったんです。
アメリカのあとは中南米に行く予定だったので、アメリカからメキシコ、と順当に南下していこうと思ってたんですが・・
-すべてを陸路でこなそうとすると、かなりの時間がかかる(南アメリカ、デカすぎる)し
-飛行機で移動するとなると、必ずしも地図上の近くの国を渡って行くのが最速&最安ではないんですね。むしろ、むちゃくちゃな乗り換えのルートが一番安かったりします。
-南米のあとはアフリカに行こうと思ってたけど、地理的に近いブラジルまたはアルゼンチンから南アフリカへの航空券が、一番安くても25万円くらいして、しかもそれがロンドン経由という、物理的に近い意味が全くないルートだったため、べつに南米のなかでアフリカに近づくような移動をしても意味がないと悟ったし
-さらに、スペインで会ったブラジリアン歌手のマリアナ姐さん(年下だけど)がブラジルに年内のみ一時帰国中ってことで、どうせブラジルいくなら知り合いがいるほうがいいでしょ。と思った
-ということで上記をふまえると、先に南米南部に行ってから中米に向かいアメリカに戻る方が、その後の移動を考えても効率的なんじゃないの?
ってことになり、アメリカの次をブラジルと設定したというわけなんです。
しかし!
ビザをとる、ということをまったくした事がない自分でしたが、アメリカにおけるブラジル入国ビザの取得についてLAのブラジル領事館のサイトを確認するかぎり、非常にめんどくさそう。
プロセスはこんな感じです
-まず、ウェブで自分の身分やら渡航目的やらを入力するようなことをやる。
-入力を受け付けた旨の書類がでてくるので、それをプリントする。
-プリントした紙に写真を貼付ける
-領事館のサイトでそれらの書類をもっていくためのアポイントメントをとる
-アポイントメントの予定に従い領事館を訪問し、ここではじめて正式にビザの申請をする
-申請から、通常であれば5-8営業日後にビザが発行される
-発行の連絡がきたら領事館にまた行ってビザをもらう
申請時に必要なほかの書類としては、ブラジル行きと帰りの航空券の写し。アメリカと同じで、「出て行くことの証明」が必要な国のようです。
また、ビザの発行には25ドルだったかな、かかるそうです。これは日本人の場合で、アメリカ人やほかの外国人はそれぞれ別の値段がついています。ちなみに日本人の25ドルというのは一番安い部類で、高いやつは250ドルくらいしたような気がします。国籍できまります。
めんどくさいでしょ???
でも、しょうがないのでとりあえずウェブの申し込みをして、実際に訪問するアポイントを取ったんですけど・・
一番早いアポイントが、12月9日といいやがる。
それって、確認した時分からいうと半月後。で、そこからさらに5~8営業日かかるということは、20日とか、ほとんど1ヶ月LAで待ちぼうけということになるわけですよ。
べつにLAが嫌いってことはないんだけど、ビザ待ちのためだけに1ヶ月近くも待ってられない。アメリカは宿代はじめなにかと金もかかるし。
ってことでかなり途方に暮れました。どうしようなかなと。
そんなとき
スペインで一瞬会った日本人女性トラベラーのアドバイスを思い出しました。
「ブラジル入国にはビザが必要。ビザが取れるのはパラグアイ・・・」
パラグアイ・・・・
ブラジル入国にそもそもビザが必要ということもその人から教えてもらって初めて知ったのですが、パラグアイ・・・念のためと思ってメモっていた情報でした。パラグアイがどこなのかも知らずに。
調べてみると、パラグアイはブラジルの西に隣接した国で、首都はアスンシオン。さっそく「パラグアイ ビザ」 ブラジル」ってなかんじで検索すると
「パラグアイの首都アスンシオンは、とにかく簡単にブラジル行きのビザが取れるぞイェーイ!」
という日本語の情報が出てきます。どうやらアポなしで2時間かそこらでビザがもらえるようです。
LAからアスンシオンまでは、飛行機で7万円くらい。決して安くはない。目的地のリオデジャネイロまでは直接買えば(乗り換えはあるけど)8万円ほど。アスンシオンからリオまではよくわかりませんが、ヘタすると5万円くらいかかるので、直接行くよりも4万円くらい高くつく可能性があります。
しかし、やっぱりLAにずっと居て12月の後半までリオに行けないというのは、嫌だなあ。
ということで、パラグアイ経由でのブラジル入国を決意したのです。