Pちゃん、走る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バリにもどってきて2週目。今回は到着してから毎日無欠席サーフィン、しかも平均しても1日あたり4時間以上入水という文字通り波乗りにどっぷり浸かった生活が続いています。今月からこちらの季節は完全に乾季となっているので天気も毎日晴れ。おそろしいペースで黒くなっております。サーフィン的には、乾季になると風向きもうねりも雨季とは変わってきて島の西側のポイントのコンディションが良くなります。今いるバランガンも西側のポイントなので、より安定した波が入ってきてサーフィン的にオンシーズンを迎えてます。

そんな中、New板「Pちゃん」でのサーフィンを続けてる訳ですが・・まだ2週経ってませんが、すでにPちゃん大活躍中です!!最高です。

細かいことを解説するには素人すぎるのでやめておきますが、パドルは速いし、テイクオフも速いし、そして何より乗ったときのスピード!!それまで乗っていた板よりも少しだけ小さい板になってるはずなのに、逆にサイズアップさせたかのようなメリットが満載。板のアウトラインをそのまま先端に延長してふつうの板のようにとんがった形をつくればもっと長い板になるわけですが、まさにそういう感覚なんだと思います。バーチャルに長い板。
それでいて実際には長くないわけなので板全体のボリュームは依然小さく、板を動かすのはラクラク。よもぎ君ではまだうまいことできなかったバックサイドでのトップターンもすぐにできてしまい感動しました。

板を作る際、静岡でこのPちゃんのプロトタイプとなったモデルを試乗させてもらったのですが、その乗り心地がものすごく良く「これがPかあ〜!気持ちいい!」と思っていたのですが、自分のが出来上がってみるとそのプロトタイプよりも厚みがあり、「あっつもうちょっと薄くしてもらうべきだったかな??(焦」などとちょっと思ったのですが、とんでもない。バリの速い波、しかも基本的にバックサイドの波を抜けるには、少なくとも自分の今の技術ではこのボリュームが最適だとすぐわかりました。前回練習したグラブレールとの組み合わせが大活躍で、テイクオフからグラブしたままものすごいスピードで波を抜け、150mくらいを一瞬にしてメイクできてしまいました(日本でいつもサーフィンするときは長くても50mくらい)。

テイクオフもしやすいので、こうなると今まで尻込みしていたようなサイズの波にも挑戦しないわけにいきません。まだメイクできてないけど・・orz

それにしても、またこのPちゃんのおかけでサーフィンのステージが上がったというか、また新しい景色を見せてもらっています。ほんとに作ってよかった・・シェイパーKちゃんと、ここまでの流れを作ってくれたバリ&静岡チームのみんなに改めて感謝です。ありがとうございます!サイコー!!!

New 板 を作りました

人生初、フルカスタムのオーダーボードを作ってしまいました。

 

バリ波乗り専門学校の先輩たちの間でちょっとしたブームになっている、静岡のあるサーフショップで密かに発明されたやたらと四角いサーフボード。通称「Pちゃん」。

Pちゃんというのは、あまりに四角い板のため「ペヤングの箱みたいじゃん」→「ペヤング」→「P-Young」→「Pちゃん」ということで自然とついた名前です。

オリジナルPちゃんはこちら。本当に相当四角いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほかにもひとつ巨大なツッコミどころのある写真ではありますが、割愛・・・w

 

今回自分が作ってもらったのは、このオリジナルPちゃんを、もうちょっと通常のショートボードよりに変化させたタイプ2といった感じです。オリジナルのP1に比べれば幅が無かったりで、そこまでは四角くない。とはいえ、それでもだいぶ変わってます。

 

正直、今乗っている板がものすごく調子がいいためどうしても板を新調したいということでもなく、しかも板の違いがいろいろ感じられるほど上手くなってないし、って感じでした。でも、波乗りを20年30年やっていて、その為にバリに移住までしている人たちがみんなしてこんなに大盛り上がりしてるってことはよっぽど面白い板なんだろうなと思ったし、どうやらバリのデカい波専用、エキスパートの技術ないとなにもできません的な板ではないということだったので・・・まだ上手くないからなんて引いて眺めててももったいない、こりゃ参加しなきゃ損だろたぶん!!!!というノリでいきなり購入を決意。

この板を作っているのはバリ波乗り専門学校の6つ上の先輩Sちゃんの親友、Kちゃん。静岡でサーフショップをやっている人でした。
一時帰国前に板を作ってほしい旨お願いをして、帰国してすぐにひとり静岡へ。土曜日の夜お店に到着すると、早速シェイプルームに入れてもらいました。

そして、Pちゃんシリーズの最大の特徴、「さきっちょがとんがってない部分」をつくるためのさきっちょ切り落とし作業をいきなりやらせてもらうことに!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じで「ケーキ入刀」みたいな儀式です。

その後、その日と翌日で3時間くらい、全部で6時間ほどかかってどんどん板が削られていき、シェイプ完了。結局、サーフボードのシェイプの過程にゼロからすべて立ち会わせてもらったことになります。

そして、最後の仕上げの前にテール(サーフボードのうしろ、しっぽの部分)に、水を少し逃がすための切り込みを入れる段階で

 

「すきな形にしてええよ。考えてみ」

 

「へ?」

 

「いや、なんかしら切り落としとけば大丈夫っていうか、そんなココは形の違いでどうこうなるもんやないから。自分ですきな形にしたらええよ」

 

「ま じすか!!」

 

 

ということになり、急遽、考えてもいなかった「自分でテールデザイン式」に。
シェイプルームの壁にアイデアスケッチを書きまくり、長いこと悩んだ末、どうしたらいいかまったくわからず半分わけのわからない状態でえいやっと引いた線がこれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・なんというか、せっかく四角い板だから四角い感じっていうか、直線的な要素を入れたいかななんて思って・・・で、イメージとしてはアイアンマンのマスクにあるような線でどうかなと思って・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でまあ、自分としては本当にこれでいいのかどうか分からないなか、Kちゃんはさくさくとノコギリを線に沿って走らせ・・テール出現。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これ、はじっこ折れへんかなあwww」

 

「えっ!?大丈夫だから切ったんですよね??」

 

「いや・・・言われた通り切っただけやなwww まっ、大丈夫やろ!知らんけど!」

 

「・・・ま じすか」

 

という感じでしたが、ほんとにやばかったらさすがに止めてくれたよねそうだよねそうだよね、とすでに本人に否定された想定を無理矢理信じることにしつつ・・シェイプのすべてが完了。

サーフボードというのは、真ん中に芯となる木材がある発砲スチロールのような樹脂でてきているんですが、それを上記のように削ったあとに、次の行程としてこれをガラス繊維のシートで巻いて、それをさらにレジンという液体樹脂をしみ込ませながらコーティングすることで強度を得て完成します。これはKちゃんのショップの場合、お店とは別の工場に持って行ってやってもらう作業です。

そんなわけで、シェイプ以外にも、一緒にサーフィンしたり、地元の食事処や温泉に案内してもらったり、ショップの常連さんをさくさん紹介してもらったりと、二泊三日の間ほんとうにお世話になり楽しい静岡初日訪問となりました。ありがとうございました。

そしてそこから3週、工場でのラミネートがすんだ完成ボードが到着。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うつくしい・・・・・というかかわいい・・・・

色は「Pちゃん、ピーチやん」というダジャレにもならないようなつぶやきをバリで拾われて即決となったピンク色。決まった経緯が適当すぎるわりに、大変いい感じです。
そして問題のテール・・なんか他の部分よりレジンが厚めにコーティングされているような。丈夫にしてくれたってことかも。ありがたい。
うん、イイ!!!

 

ということで初オーダーボード、見た目的には大大成功です。あとは本筋の「乗り味」がどうかです。とはいえ、Pシリーズの兄ボードたちの大活躍っぷりを見れば、調子が悪いわけはないです。こちらはまたご報告したいと思います。

 

いやーしかしよかった、いい感じの板になってーー。こんなのどこにも売ってないもんね〜〜。テールなんかオリジナルだしーー。

と、オリジナルテールを眺める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふと、何かに似ていると。逆さにしたときに。アイアンマンではない何かに。

 

 

はっ!これは!

 

 

2012年超絶ブレイクした最高なマンガ「レバ刺しとわたし」の主人公「わたし」に似てるではないか!!!!

たにぐちF より( http://ocn7nco.jugem.jp )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんという偶然というかなんというか・・色も自分で決めたってわけじゃないし、形もアイアンマンのつもりだったけど・・・いったん「わたし」に見えてからはもうそれにしか見えない・・・

 

またキモオタなファンみたいに思われる・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※ 谷口奈津子さんのブログ「たにぐちF」ほんとに面白いのでオススメです。日常をマンガにしたものがメインですが、テーマごとにカテゴリーができてまして、そのなかの「レバ刺しと私」は泣ける名作です。

http://ocn7nco.jugem.jp