遅咲きのデビュー

バリの報告のつづき。

2/24だったんですが、その日はいつものポイントが風合わずできないということで、島の逆側、東岸のヌサドゥアというエリアでサーフィンすることになりました。

ヌサドゥアというのはバリでも有数のリゾートエリアで、大きなホテルがたくさん並んでいるようなところなんですが、そのリゾートエリアの中に入ってサーフィンするような感じになります。
ヌサドゥアエリアにいくつかあるポイントのうち、メインとなるのがゲゲールというポイントです。ブレイクが遠いため、300円くらい払ってちいさなボートにのせてもらい沖に出るスタイル。

こんな感じのとこです。波打ち際に浮かんでるボートがそれ。海の遠くのほうにちっちゃーく見えるブレイクでサーフィンするわけです。

流れもきついし、波もデカいし形も難しい、自分レベルにとっては怖くてしんどいポイントなのですが今回はそれでも何本かメイクすることができて嬉しかったです。

が、このポイントは帰ろうと思ったらボートにまた乗ることもできるんですが、ふつうは流れに身を任せつつ斜め横にずーっと流されて、そこから自力パドルで岸に戻るということができるのでこの日もそのように帰っていたところ、とちゅう極端に浅いエリアがありそこを板を抱えてちょこちょこ歩いていたら。

 

後ろからきた小波が突然ぐっと押してきたためにこけまして

 

両手で板を持ったまま腹這いにこけて、板を持った状態の両手で着地。ボトムはけっこうごつごつした岩。。。

 

 

 

 

 

 

んはぁああああngggg!!!!

 

 

 

 
みたいな極端に間抜けな叫び声をあげてしまいました。くっそ痛い。痛過ぎて手を打ったのにしばらくのあいだおなかも痛くなる。呼吸もつらい。
特に痛かったのは右手のほうで、痛い上に力も入らないため、再び水深がでてきてパドル姿勢になっても水を掻くことができず左手のみでえっちらおっちらパドルしてようやく上陸。やっちまった・・・・・・

さきに上がってたみんなはビーチパラソル席にてビールを飲んでたのですが、どうなってるかわからんけどこんなときはアイシングや!!!ということになりビール冷やすための氷バケツに感覚が完全に麻痺するまで手を突っ込めとの指示。ひどい腫れを防ぐため、らしい。やってみた。

 

 

 

 

 

 

んはぁああああnggggおえあああ!!!!

 

 

 

 

 

正直、ぶつけた瞬間より痛い。冷たいって痛いのね。30秒も入れていられない。つらすぎる。これぜったいいつものSんちゃんのネタでしょ!と思ったけどSちゃんいわく「いや、これはほんまやねん・・冷やさなあかんねん・・!」とのこと。仕方ないので再チャレンジ。

んはぁああああngggg!!!!

20秒が限界。これを繰り返す。しかしやらなければ。同じ繰り返しばっかりしてちゃだめだ。と思い、気を紛らわすため、バケツごと持ち上げて、手を突っ込んだままビーチをランニングしてみる。
おっ、これはイケる!だいぶ長いこと入れっぱなしにできるぜ!感覚もなくなってきた・・

とくだらないひとりイノベーションごっこに入っていたら、ビーチの全注目を浴びていました。そらそうだ。

 

すると、となりの席にすわってた白人のおばちゃんが寄ってきて「手を見せろ」と。
なにやらかにかしらの「能力者」っぽい雰囲気を出しておいでである。見せてみた。

するとおばちゃん、関根勉がやる千葉真一のモノマネみたいな手つきで右手を両手で挟み込み、「気の流れに沿って」的な動きでさする。ものすごい手が温かく感じる。すげえ・・

で、インドネシア語で
「もうアイシングはいらないわ。いまやってるような感じでマッサージをつづけなさい。骨折はしてない。2日間よくマッサージすればだいたい治るから。」とのこと。おおおお。

ということでとりあえずお礼を言ってビーチをあとにしました。

 

「いやすごい手が温かいっていうか熱いくらいの。気功っすかねえ」
「アイシングして自分の手が冷たすぎるからちゃうん??俺がさわってみるわ」
「あっ同じくらいあついやwwww」

などというオチもあったのですが、いやよかったー折れてなくて。それが何より。
しかしその後、腫れはたいしたことないものの2日たってもまったく痛みは消えず、薬指周辺がとにかく動かせない。髪の毛に指を通すことすら痛くてできない。という感じでした。でも、折れてないならいいや!と思って右手はグーにしてサーフィンを再開。指がいかにからだのバランス機能にとって重要か思い知るフラフラサーフィンだったけど、だんだんそれにも慣れてきて3週間がっつり波乗り続けてからの帰国。

実家にて、「いちおう何がどうなってくれば看てもらってくれば」と言われたのでためしに整形外科へ。レントゲンをとることになりました。結果、

 

 

 

「あのー、写真をご覧の通りですが、完全に骨折です。」

 

 

えっ。

 

 

「これが折れた直後であればすぐに固定(ギブス)して、3週間くらいしたらはずして動かす練習をはじめるんですけどね・・・もう3週経ってるしね・・・・なんか動かせちゃってるみたいだしね・・・」

 

 

 

ということで、あこがれの骨折デビューは「気づいてなかった」という結果に。しかも骨折にあこがれる最大の理由であるギブス装着が「手遅れによりナシ」。

 

あのおばちゃん、何だったんだろう。でもおかげでめげずに練習できたからよかった。ありがとうおばちゃん。今日も折れたままサーフィンしてます。

 

バリ波乗り修行の成果

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということでバリにて波乗り修行。

ほんとはバリ周辺の島をふくめての周遊のはずだったんですが、結局はバリにて宿も変えずにぶっ通しで7週間・・・あまりパソコンをいじる時間をもたなかったのと、ネットが遅いので画像のアップなんかで何度か失敗してやる気がなくなり更新から遠ざかっておりました。現在次の旅に備えてちょこっと帰国中。

で、まあバリの生活としては前回書いたとおりのペースがそのままつづいたのですが、波乗りについてその後の状況を書きます。

 

 

1.波が(ちょっとは)見えてきたYo!

あたりまえではありますが、波って全く同じものは基本的にない、ひとつひとつ違う形をしてるわけなんです。だから、毎度毎度の波の乗り方、乗るべき位置なんかも毎回違う。同じ場所で同じ時間帯なら「だいたいは同じ傾向にある」わけですけど、日が変われば同じ場所でも違う波になるし、場所が変われば絶対に違うものになる、ということです。

んなことはちょっと考えればわかること・・なんですけど、それを自分の波へのアプローチに反映させることがこれまではほとんどできてなかったわけです。「同じじゃない」ことはわかっていても「何がどう違うのか?」ってことや「じゃあどういうアプローチが正しいのか?」ってことが分かってなかったということです。とりあえず板が滑り出しそうな斜面で、コケないように&置いて行かれないように必死でパドルするのみで、毎度の波の違いを考慮に入れる余裕がなかった・・そのへんが、毎日毎日サーフィンしたことですこしわかってきた、と。

その日海に入ったら、慌てずに波をよーく見たり、すでに入水してる他のサーファーのテイクオフをじーーーっと見て、彼らがいい感じでテイクオフしている波が、正面から見たらどんな形に見えるか?とか、自分が乗らなかった波を最後まで見届けて、その後のブレイクがどうなっていったか?もし自分があれにアプローチしたら乗れたか?どこから行くのがよかっただろうか?なんてことを考えてみる。

これができてくると、「そこからじゃ乗れない/乗らない方がいい無駄な波にアプローチする」ってことが減ります。そして「本当に乗れる位置」が捜せるようになってくる。無駄な体力の消耗もなくなります。

波を見極めていることが行動としてまわりのサーファーにも伝わるため、印象として「こいつはどうせできない/できない波に行ってるだけ」よりも「こいつが行く波はそれなりにメイクされる」というふうに変わっていくので、ヘンに前乗りされたりすることも減ってきます。波を分け合うローテーションに入れてもらえる感じになってきます。

 

 

2.自分の体もちょっと見えてきたYo!

サーフィンというのは、常に動いている水の上をどうにか滑るということで、またその時間感覚というのもすごく速い遊びです。一本の波に乗っている時間というのは例えば千葉の波なら長くても10秒、バリだって20秒は充分にロングライドでしょう。そういう短い時間の中に波の状況を見ながらいろーーーんな判断とアクションがあるわけなんです。初級者としては、まったく余裕がない。。。上手い人たちがやっている判断とアクションを自分もやらなきゃ!とは思っているけど、そもそも自分の体勢がそういう上手い人と同じになってなかったら、同じことをするのは不可能なわけですが、自分の視界の中を理解しようとするだけで精一杯で、自分のカラダがどんな向きでどんなカタチになってるかまで意識するということができない・・・
でも、そこを先に正さないと、上手い人のマネをしたりアドバイスを実践することはできないわけです。
そのへんが、毎日毎日同じポイントで練習を繰り返すうちにやっっと感じられるようになってきました。
そうすると、みんなが言ってることが今までよりはぐっとマネしやすくなってきて、その結果「あっこれかーー!」なライディングを量産。できることとやりたいことの幅が広くなってきました。

 

 

3.いろいろ丈夫になってきたYo!

自分の場合ですが、サーフィンをするときの最大の障壁は「恐怖感」です。人とぶつかる、テクオフでこける、セットを食らって溺れかける、などなど。誰でもある程度はあると思いますが、人一倍ビビりなのでその日のビビり度がダイレクトに体の柔らかさと積極性に影響してきます・・
このへんもやはり、日本よりずっとパワーがあり、しかもボトムが岩になっているバリで毎日毎日サーフィンし残念な状況に陥りしつづけることで、いいかげん慣れてきます。
どきついセットが来てもビビって本気で生還しようと必死になって疲れたりせず、いつかは終わると知りながらのんびりとやられ続けるというか・・そういう余裕がでてきたことで、やっぱり無駄な体力も使わなくなってきてるし、コケたりしても前ほど体が固くなってないのでヘンな怪我もしにくいし、周りが見えるし。そうするとチャンスとリスクの見分けも前よりはついてくる・・という。
そして、毎日入水することでやっぱり筋力とスタミナもついてきてる感じ。チャンスをつかむチャンスが長くなるってことです。これは続けないとまたもとにもどっちゃいますけどね。

 

 

・・・とまあこんな感じで、とにかく今いろんなモノがもう一段階見えてきた感じで、面白い!!!面白すぎる!!!! わけです。自分的にバリの波乗り塾長Tクローさんからも、「もうちょいで中級かな・・」というコメントもあり。
むむむ!!

 

 

ということで

 

 

 

インドネシアおかわり

 

 

を決定しました。もう一回修行してきます。