メンフィス その1

ということでメンフィス。

どんな街かというと、歴史的にはアメリカ南部で多く生産される綿花の集積地として栄えた街だそうです(いまもその機能は現役とのこと)。で、綿花を摘む作業にはたくさんの黒人奴隷が使われたため、綿花だけでなく奴隷の市場としても地域を代表する規模のものだったそうです。
そういうわけなので50-60年代の公民権運動もさかんに行われた場所で、その象徴であるキング牧師が暗殺されたのも、メンフィスです。

 

だだ自分がメンフィスに来たかった理由としては、やはり音楽ですよ。
ナッシュビルは「カントリーの首都」といったことろでしたが、メンフィスは「ブルース誕生の地(のひとつ)」とか「ロック誕生の地(ロカビリーも)」と言われています。そして、「サザンソウルの首都」でもあります。

-ブルースだと、ハウリン・ウルフとかBBキング
-ロックだとエルビス・プレスリーとかジェリー・リー・ルイス
-サザンソウルはSTAXレコードそのもの。個人で言えばルーファス・トーマス(と娘カーラ)、アイザック・ヘイズ、ジョニー・テイラー、等々数知れず。

ジャンルでいえばそういう感じだし、それらを生んだレコード会社やレコーディングスタジオがあったところということにもなります。

 

 

興味ある人とない人で極端に分かれると思うので、写真でずらーっとご紹介します。

まずはとりあえずビールストリートへ。ビールといってもお酒のBeerじゃなくてBealeです

まずはとりあえずビールストリートへ。ビールといってもお酒のBeerじゃなくてBealeです

適当に入った店。ひといなすぎ・・

適当に入った店。ひといなすぎ・・

でもここで生まれて初めてペダルスティールの生演奏をじっくり聴けた。72年からメンフィスに住んでるんだとあとでこのおじさんが教えてくれた。いい人だったなー

でもここで生まれて初めてペダルスティールの生演奏をじっくり聴けた。72年からメンフィスに住んでるんだとあとでこのおじさんが教えてくれた。いい人だったなー

泊まっている宿とダウンタウンの間にあったSUNスタジオ。エルビスが初めてレコーディングをしたのがここ。

泊まっている宿とダウンタウンの間にあったSUNスタジオ。エルビスが初めてレコーディングをしたのがここ。

SUNスタジオ最初のレコーディング機材。右がレコーダー、左がレコードのカッティングマシーン

SUNスタジオ最初のレコーディング機材。右がレコーダー、左がレコードのカッティングマシーン

輸送中に壊れたこのアンプに新聞紙を突っ込んで無理矢理鳴らしたことで、世界初のディストーションサウンドが生まれたんだそうです!

輸送中に壊れたこのアンプに新聞紙を突っ込んで無理矢理鳴らしたことで、世界初のディストーションサウンドが生まれたんだそうです!

スタジオ内部。オーナー夫婦と大工さん一人の3人による手作りだそうです。ここでロックンロールが誕生

スタジオ内部。オーナー夫婦と大工さん一人の3人による手作りだそうです。ここでロックンロールが誕生

エルビスが初期にここでずっと使っていたマイク。

エルビスが初期にここでずっと使っていたマイク。

再度ビールストリートに。通りの歩道にはハリウッドのスターの名前みたいなかんじでメンフィスのミュージシャンの名前が

再度ビールストリートに。通りの歩道にはハリウッドのスターの名前みたいなかんじでメンフィスのミュージシャンの名前が

そしてロックンソウル博物館へ。

そしてロックンソウル博物館へ。

アメリカの歴史、時代背景と一緒にカントリー、ブルース、ロック、ソウルの黎明期について説明してくれてます。オーディオサンプル多数

アメリカの歴史、時代背景と一緒にカントリー、ブルース、ロック、ソウルの黎明期について説明してくれてます。オーディオサンプル多数

その向かいにはギブソンの本社?工場が。内部ツアーもあったんだけど今回は時間が合わず参加できず。

その向かいにはギブソンの本社?工場が。内部ツアーもあったんだけど今回は時間が合わず参加できず。

アメリカではじめてのスタッフ全員が黒人のラジオ局、WDIA。ルーファス・トーマスはもともとここのDJでした

アメリカではじめてのスタッフ全員が黒人のラジオ局、WDIA。ルーファス・トーマスはもともとここのDJでした

ビールストリートで夕食。やっと黒人だけのユニットを見つけたぞ。でも音はイマイチ・・

ビールストリートで夕食。やっと黒人だけのユニットを見つけたぞ。でも音はイマイチ・・

明けて3日目。公民権運動博物館へ。ここはキング牧師が殺されたホテルが保存され、狙撃が行われた向かい側の建物が展示場になっている。

明けて3日目。公民権運動博物館へ。ここはキング牧師が殺されたホテルが保存され、狙撃が行われた向かい側の建物が展示場になっている。

キング牧師を殺した銃。このほかにもかなり情報が豊富な博物館で驚いた。CIAや州が殺害を支援していたのではという説なんかもバッチリ紹介している。

キング牧師を殺した銃。このほかにもかなり情報が豊富な博物館で驚いた。CIAや州が殺害を支援していたのではという説なんかもバッチリ紹介している。

この窓からキング牧師は狙われて撃たれた。ちょっとただならぬ空気を感じる。ちなみに、受付の黒人のおじさんが、日本から来たと聞いてすごく丁寧にお礼を言ってくれたのが印象的な博物館でした。

この窓からキング牧師は狙われて撃たれた。ちょっとただならぬ空気を感じる。ちなみに、受付の黒人のおじさんが、日本から来たと聞いてすごく丁寧にお礼を言ってくれたのが印象的な博物館でした。

遅い昼食はまたビールストリートで。この店のSTAXのネオンが当時のSTAXの本物なんだそう。そしておびただしい数のサイン入りギター

遅い昼食はまたビールストリートで。この店のSTAXのネオンが当時のSTAXの本物なんだそう。そしておびただしい数のサイン入りギター

なぜかKRSのサイン入りギター・・ギター弾くのかよw

なぜかKRSのサイン入りギター・・ギター弾くのかよw

そしてちょっと遠いけどジョギングしてたどり着いたSTAX博物館。学生自体買ったSTAXのコンピのジャケットがまさにこの写真だったので、見た目だけで悶絶

そしてちょっと遠いけどジョギングしてたどり着いたSTAX博物館。学生自体買ったSTAXのコンピのジャケットがまさにこの写真だったので、見た目だけで悶絶

STAXのコンソールルームからスタジオの眺め

STAXのコンソールルームからスタジオの眺め

スタジオ内部 けっこう広い

スタジオ内部 けっこう広い

展示されてたアイザック・ヘイズの車。「全部のせ感」満点

展示されてたアイザック・ヘイズの車。「全部のせ感」満点

入り口にはなぜかZEPPELINの額が。聞くとロバート・プラントが見に来たときに記念においていったらしい。

入り口にはなぜかZEPPELINの額が。聞くとロバート・プラントが見に来たときに記念においていったらしい。プラント名義じゃなくてZeppelinってのがなんかいい。

四日目はまず、エルビスの自宅兼博物館であるグレースランドへ。ちょっと郊外にあるんだけど、ここに着く唯一のバスの路線番号が変更されてて、もう存在しないバスを待ち続けてずいぶんと時間を無駄にしました。

四日目はまず、エルビスの自宅兼博物館であるグレースランドへ。ちょっと郊外にあるんだけど、ここに着く唯一のバスの路線番号が変更されてて、もう存在しないバスを待ち続けてずいぶんと時間を無駄にしました。地元の人に教わって昼過ぎにやっとこ到着・・

とにかくチケットがバカ高い、そして敷地が広くて何が何だか良く分からない。チケットの両端にアトラクション?ごとのチケットがくっついてる。

とにかくチケットがバカ高い、そして敷地が広くて何が何だか良く分からない。チケットの両端にアトラクション?ごとのチケットがくっついてる。

グレースランド=エルビスが暮らした家。

グレースランド=エルビスが暮らした家。

そんなに巨大な家ではないんですが、各部屋が違う指向でアホみたいに豪華。日本語のオーディオガイド付きです

そんなに巨大な家ではないんですが、各部屋が違う指向でアホみたいに豪華。日本語のオーディオガイド付きです

家の裏庭にあるお墓。家族も一緒になってます

家の裏庭にあるお墓。家族も一緒になってます

所有していた車もかなりの数で展示されてました。これが有名なピンク・キャデラック。かわいいけど、アホっぽさではアイザック・ヘイズの勝ちですな

所有していた車もかなりの数で展示されてました。これが有名なピンク・キャデラック。かわいいけど、アホっぽさではアイザック・ヘイズの勝ちですな

衣装多過ぎ。

衣装多過ぎ。

エルビス所有のプライベートジェットの中。安全ベルトのバックルはすべて純金 重いだろそれ。

エルビス所有のプライベートジェットの中。安全ベルトのバックルはすべて純金 重いだろそれ。

「エルビス以前には、なんいもなかったんだよ by ジョン・レノン」の看板がなぜか博物館となりのホテルに。

「エルビス以前には、なんいもなかったんだよ by ジョン・レノン」の看板がなぜか博物館となりのホテルに。

そこからSTAX博物館にまあまあ近いエリアまで戻り、Hiレコードが使っていたロイヤル・スタジオへ。つまりアル・グリーンがLet's stay togetherをレコーディングしたところ。

そこからSTAX博物館にまあまあ近いエリアまで戻り、Hiレコードが使っていたロイヤル・スタジオへ。つまりアル・グリーンがLet’s stay togetherをレコーディングしたところ。ちなみにロバート・プラントも最近来たらしい。ほんとに大好きなのね・・ このスタジオは完全に現役です

でも、入り口の絵がそんな歴史を吹き飛ばすくらい下手。ヘタウマじゃなくて、下手だった。

でも、入り口の絵がそんな歴史を吹き飛ばすくらい下手。ヘタウマじゃなくて、下手だった。

夜はビールに戻ってBBキングの店へ。ここは演奏もしっかりしてた。

夜はビールに戻ってBBキングの店へ。ここは演奏もしっかりしてた。でもやっぱり、ボーカルは黒人にやってほしいんだよなあああ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メンフィス、自分の大好きなタイプの音楽のルーツがまさに詰まった場所で、そういう音楽史跡って意味ではほんとに最高でした。
ただちょっと残念だったのは、街自体はかなり寂れてしまっていて、当時一番熱気があったというビールストリートがかろうじて観光地化して生き残っているという感じ。本来ここは黒人が自由になれる場所で、差別を気にせず音楽を聞き、服を買って、食事をして、銀行があり・・というような生活の場だったらしいのですが、今はほとんどがライブハウス兼飲み屋とお土産屋。そしてそこでプレイしている人も、白人率が非常に高い上に、観光客向けといった感じの演奏家が多かったです。

ホテルの掃除のおばちゃんに、たまたまそんなことを漏らしたら

 

 

 

 

 

「そうねえ。あんた、インターネットできる???」

 

 

 

 

 

っていうので、「お!これは”本物のメンフィスの音楽ドットコム”的なものを教えてくれるのか!??」

と期待したら

 

 

 

 

 

 

 

 

「グーグルを使うのよ!そしたらきっと見つかる!」

 

 

 

 

 

・・・・・・。

 

 

 

 

 

了解。

 

 

 

 
ということで、もちろんそれはさんざん調べたわけですが、やっぱり街として人がそもそもいないから、そんなショービジネスが今盛り上がっているわけがないんですよね。

 

ナッシュビルは、自分の好みとはぜんぜん違うもにはなっちゃってるものの、いちおうカントリー自体はまだ元気だし録音スタジオなども現役のものがいくらでもあったのですが、ここは見た限りはロイヤル・スタジオだけっぽく・・
そのへんは、やっぱりちょっと寂しかったですね。

ただ、最終夜に行ったBBキングの店では、ツアー中のプロのブルースバンド(白黒混合)がきっちりした演奏を見せてくれたし、その店から出て帰ろうとしたら、公園で野外ライブが模様されていて、そこのバンド(やっと全員黒人!)はウマかった。金曜の夜だったので、やはり週末にかけてはまあまあ盛り上がるのねということも分かりました。みなさん、メンフィスに行く際は週末狙いでどうぞ。

 

この野外バンドはかなり上手かった。これですよ見たかったのは

この野外バンドはかなり上手かった。これですよ見たかったのは

 

バルセロナ その1

ルーマニアでの、「初めての国際線乗り継ぎで空港泊」をやり遂げて今はスペイン、バルセロナであります。

 

この空港泊の乗り換え、初めてやりましたけどなんだか・・頼りないシステムですよね。
乗り換え地点に着いてから入国手続きはせず、「のりかえ」の案内表示に従って歩くものの夜中だから誰もおらず、かろうじて係員らしき人ががひとりいるだけ。どこいくの?っていうから乗り換えと告げるとおもむろにX線検査の機械を起動してカバンを通し、はいどうぞと小さなドアから出発ロビーへ。で終了。
あとは、24時間空港なのでわずかに開いてるお店のそばに陣取り、カバンかかえて椅子でうとうと(椅子はひじおきが邪魔で横にはなれない仕様)。で今回は10時間ほど。

ルーマニア ブカレストのオトペニ空港の夜。がらーーん

ルーマニア ブカレストのオトペニ空港の夜。がらーーん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝になったら自分の乗る便が何番ゲートからの搭乗になるかの発表を待ち、搭乗手続きの準備のために人が来た所へ「あのー乗り換えなんですけど・・・」と伝えるとその場で搭乗券発行、搭乗。

つまり、チェックインなしのまま、チェックイン終了時刻を過ぎることになるんですよね。チェックインが終わって、その作業してた人たちが搭乗口で作業始めるわけだから。あれは結構不安だったなあ。まあ、結果的には珍しくなんの問題もなく乗れたし、着きましたけどね。
そんなかんじで着いたバルセロナ。空港から街へも電車でさっと行けました。思った以上に街中の英語表記が少なく、電車もいったいどこで降りたらいいのやらまったく分かりませんでしたが、空港から近いため一緒に乗ってきた旅行者のながれにくっついていったら見事に地下鉄に乗り換えられました。ですぐ宿着。

バルセロナの地下鉄はピカピカ。落書き一切なし。

バルセロナの地下鉄はピカピカ。落書き一切なし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
今回の宿、もんのすごいキレイでかつ設備充実。900円。アタリでした。

 

宿外観

宿外観

ロビー

ロビー

キッチン 

キッチン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
そしてバルセロナではチェックインをすませていきなりの仕事。

バルセロナ海洋博物館。

入り口

入り口

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クレタ島のと名前はなんだか似てますが、こっちは生き物じゃなくて船舶博物館といったほうが正しい内容。むかしの造船所の建物を使った船の博物館ですね。しかもなぜだか無料でした。ヨーロッパの公立博物館って「無料日」がけっこうあるんですよね。

そしてはい、入り口にいきなりドン。

非常にわかりやすい

非常にわかりやすい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということでドーーン。

DSC03426

撮影依頼もお手の物ですよもう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありがとうございました。子供用ってことでもない気がしましたけど、なんだか穴ちっちゃかったです。

 

 

安全のしおり

 

さて、クレタ島をあとにして次の国へ。

今回はクレタ島から飛行機を3つ乗り継ぐという面倒な移動です。いま乗り換えでルーマニアの首都ブカレストの空港にいます。夜中に着いて、次の搭乗は翌朝ってことではじめて空港で一晩明かしました。思ってたよりずっと広くて新しい空港で、お店も多いのでスタッフさんがいたから特に不安もなく座りながら寝ました。

 

飛行機、離陸のワクワク感が大好きなのはいくつになっても変わっていませんが、飛行機に乗るときの僕の楽しみでおそらく一番のものは「安全のしおり」チェックです。ほんとは毎回もって帰りたいくらいですが、たぶんそれはだめだと思うので写真を撮っています。怪しがられます。

 

 

こういうの。

今回は、ルーマニアのタロム航空。

今回は、ルーマニアのタロム航空。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見開き。

見開き。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はいこの、緊急時の避難のしかたとか酸素マスクの付け方なんかを説明してくれるアレです。

大事かつ緊急時のための内容なので、各国各社ひたすら分かりやすさを求めて作成しているはずです。実際の所、飛行機の型なんてそう多くないので、エアバスやボーイングといった飛行機屋さんが作ればいいようにも思うんですが、自分の経験からするとこれは飛行機会社ごとに別物になっています。

そして、この「本来だれが作ったって同じようになるもの」「なるべく言葉に頼らない直感的なものであるべきもの」だからこそ、そのお国柄や会社どうしの違いが出てくるわけです。そして、この図解、パニックに陥った人間が見ていちばん分かりやすいようにということなのか、一大事のときに使うものだからあんまりファンシーにすべきでないという配慮なのか分からないのですが、とにかく人の絵が地味すぎて逆に微妙なんです。

ここが、鑑賞のポイントです。なぜだか昔から、「しょぼい絵」が大好きなんですよね・・・とくに、人が小さく適当に描かれてるようなやつ。

 

今回乗りましたタロム航空、最近乗ったなかではしおり的にかなりのヒットでしたので、皆さんにも見ていただきたく思います。

 

 

 

まず、このシートベルトを装着する親子。

ノールックで淡々と作業するママと、林家三平のマネをする息子。

ノールックで淡々と作業するお母さんと、林家三平のマネをする息子。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうですか、素晴らしいですね。

息子さんも左眉と鼻のラインが一体になっているあたり、さすがは彫りの深いルーマニア人といったところです。こんな大人びた横顔の子供、日本ではそういません。それでいて「どーもすいません」と先代林家三平のごとくのリラックスポーズ。そして黄色のワンレンに黒のブーツ。いいです。

 

 

 

そして、今回最もインパクトがあったのは裏面。ライフジャケットの装着法と脱出について。

なぜかお宝は裏面に多い気がする

なぜかお宝は裏面に多い気がする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

拡大します。

!!

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お母さんが宇宙人に変身している。

 

 

 

「地味な地球人になりすましていろんなリサーチを続けてたけど、この状況ではさすがに本気出す。」といった感じでしょうか。絶対に装着を間違えなさそうな宇宙人特有の落ち着きが感じられます。

 

 

 

 

そして

ポカーン

ポカーン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

脱出したらしたで人があまりにも雑。

 

 

左の人、脱出したはいいけど頭半分なくなってます。そして周辺の波の描写もまあ適当もいいところ。ここにポイントが見つかるのは珍しいです。

 

 

いいですね、タロム航空。

みなさんも是非、飛行機に乗ったら安全のしおりチェックしてみてください。